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シアン化金 シアンかきんgold cyanide

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シアン化金
シアンかきん
gold cyanide

(1) シアン化金 (I)   AuCN 。黄色板状晶。水に溶けにくく,希酸によって分解されない。 (2) シアン化金 (III)   Au(CN)3 。3水塩は潮解性の無色結晶。 50℃で分解する。猛毒。水に易溶。密栓して暗所に保存する。金メッキ材料などに用いられる。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シアン化金
しあんかきん
gold cyanide

金のシアン化物。1価および3価の塩が知られている。
(1)シアン化金() ジシアノ金()酸塩M[Au(CN)2]水溶液に塩酸を加え、温めると沈殿する。淡黄色板状晶。空気中で安定。湿った状態で光にさらすと分解する。強熱すると金とシアンに分解する。水、エタノール(エチルアルコール)、エーテルに不溶。アンモニア、シアン化アルカリ、チオ硫酸ナトリウム、硫化アンモニウムなどの水溶液には可溶である。常温では希酸や硫化水素で分解されない。
(2)シアン化金() 化学式AuCN3、式量275.1。テトラシアノ金()酸塩M[Au(CN)4]水溶液に強酸を加え、濃硫酸上で濃縮すると三水和物Au(CN)33H2O(式量329.1)が得られる。三水和物は無色板状晶。潮解性。50℃で分解する。水に易溶、エタノールに微溶。猛毒。遮光、密栓して貯蔵する。[中原勝儼]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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