シャージャハーンプル(英語表記)Shājahānpur

改訂新版 世界大百科事典 「シャージャハーンプル」の意味・わかりやすい解説

シャージャハーンプル
Shājahānpur

インド北部,ウッタル・プラデーシュ州の州都ラクナウ北西約160kmにある同名県の県都。人口29万7932(2001)。1647年,ムガル朝のシャー・ジャハーン帝の時代に,藩主バハードゥル・ハーンが町づくりの基礎を築いた。その名も皇帝に由来している。1857年の第1回反英独立戦争(インド大反乱)では,デリーとラクナウを結ぶ幹線道路上に位置していたため,激戦地の一つとなった。周辺一帯は,小麦サトウキビの大生産地で,町には製粉製糖工業の集積が進み,近年の人口増加が著しい
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャージャハーンプル」の意味・わかりやすい解説

シャージャハーンプル
Shāhjahānpur

インド北部,ウッタルプラデーシュ州中部の都市。シャージャハーンプル県の行政庁所在地。ラクノー北西約 160km,デオハ川左岸に位置。 1647年,シャー・ジャハーン帝の時代にアフガン人によって建設された。 17世紀建立のモスクがある。米,コムギ,サトウキビなどの農産物集散と製糖,製油,カーペット製造が行われる。人口 23万 7663 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android