シャープペンシル

デジタル大辞泉 「シャープペンシル」の意味・読み・例文・類語

シャープ‐ペンシル

《〈和〉sharp+pencil》鉛筆の芯を繰り出して使う筆記用具シャーペン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「シャープペンシル」の意味・読み・例文・類語

シャープ‐ペンシル

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] eversharp pencil から ) 鉛筆の芯(しん)を少しずつ押し出して使う筆記用具。くり出し鉛筆。シャープ鉛筆。シャープ。〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「シャープペンシル」の意味・わかりやすい解説

シャープペンシル

筆記具の一つ。1837-38年ころ,アメリカのキーランが〈エバーシャープ〉(つねにとがっている)の商標で発売したのが最初といわれる。1877年(明治10)に日本に渡来し,東京浅草の飾り職人が模造製作した。当初は〈繰出鉛筆〉と呼ばれて,手工業生産であったが,大正期に機械生産へと移る。その時の製造業者のひとりに早川徳次(電気機械会社シャープの創始者)があげられる。1915年に売り出された〈スクリュウペンシル〉〈プロペラペンシル〉が翌年エバレディシャープペンシル〉と改称され,以後日本ではシャープペンシルが総称となる(英語ではメカニカル・ペンシル)。1960年に合成樹脂芯が日本で開発され,芯径0.2mm,あるいは0.1mmのきわめて細いものが製造可能になった。これは合成樹脂を結合剤として使い,高温で焼いて炭素を残したもの。80年には100円の低価格シャープペンシルも出現して小学生にまで普及し,生産量は1979年の1.4倍(約9000万本)に増加した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「シャープペンシル」の意味・わかりやすい解説

シャープペンシル

芯(しん)を内蔵,必要に応じこれを繰り出して書く鉛筆の改良品。英語ではメカニカル・ペンシル。1837年―1838年ころ,米国で〈エバーシャープ〉の商標で発売。日本では早川徳次(家電メーカー,シャープの創業者)が発売。芯を入れ替えることができるため長さが一定し,長期使用ができる。芯の繰出しには,らせんを利用し回転により芯を出す繰出し式,そのまま押し出す押出し式,軸端を押しスプリングにより芯を押し出すノック式などがあり,軸はエボナイトプラスチック金属などで作られる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

事典 日本の大学ブランド商品 「シャープペンシル」の解説

シャープペンシル

[文房具]
東京大学(東京都文京区)の大学ブランド。
コミュニケーションマークの入ったシャープペンシル。価格は、500円(税込)。東京大学コミュニケーションセンター取り扱い。
(注)記載内容は事典編集当時(2010年2月)のものです。内容・価格等はその後に変更になった場合もあります。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の大学ブランド商品」事典 日本の大学ブランド商品について 情報

今日のキーワード

シンディ ローパー

1953.6.20 - 米国の歌手。ブルックリン生まれ。1978年ブルー・エンジェルというバンドでデビュー、解散後、’83年「N Y.ダンステリア」でソロ・デビューする。「ハイ・スクールはダンステリア...

シンディ ローパーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android