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シヨン城 シヨンジョウ

デジタル大辞泉の解説

シヨン‐じょう〔‐ジヤウ〕【シヨン城】

Château de Chillon》スイス西部、ボー州の都市、モントルー郊外、レマン湖上にある城。9世紀にアルプス南北を結ぶ街道の関所として建造。後にサボイア家の居城となり、14世紀初頭に改築されて現在の姿になった。英国の詩人、バイロンの叙事詩「シヨンの虜囚」の題材となったことで知られる。

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世界の観光地名がわかる事典の解説

シヨンじょう【シヨン城】

スイス西部のモントルー(Montreux)の近郊、レマン湖畔に建つ古城。1816年にこの城を訪れたイギリスの詩人、バイロンの作品「シヨンの囚人」、「シヨン城詩」に登場する城としても知られる。この城の原型は9世紀ごろ建設されたといわれる。12世紀から大規模な拡張が始まり、13世紀ごろに現在の形になった。もとはシヨン大司教の城だったが、12世紀にはサボワ家の所有に変わった。16世紀にサボワ公に捕らえられた宗教改革推進派のボニバールは、この城の地下牢に幽閉された。城内には、歴代の城主の豪華な調度品などが展示されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シヨン城
しよんじょう
Chteau de Chillonフランス語

スイス西部、レマン湖上の古城。湖の東端に近く、岸からわずかに離れた岩島の上にある。古代ローマ時代からアルプスの南北を結んでいた重要な街道が、ここで山裾(やますそ)と湖の間の狭い所を通っており、この街道を抑えるために築かれた城である。城の起源は9世紀ごろだが、12世紀からサボイア家の居城となり、現在のような姿になったのは14世紀初頭に増築されてからであり、アルプスを背景に湖に影を映す姿が美しい。1536年にベルン軍に攻略された。ベルン軍に救出されるまでの6年間、石牢(いしろう)に鉄鎖でつながれていた僧院長ボニバールを題材にしたバイロンの長詩『シヨンの虜囚』がこの城をいっそう有名にした。[紅山雪夫]

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世界大百科事典内のシヨン城の言及

【モントルー】より

…スイス西部,レマン湖東岸に位置する保養地。人口2万(1990)。1761年ルソーがレマン湖一帯を背景に書いた小説《新エロイーズ》を発表すると注目をひき,気候温暖な景勝とあいまって,とくに1880年代以降には有名な保養地となった。バイロンの詩《シヨンの囚人》で知られるレマン湖畔のシヨンChillon城,レマン湖の眺望をほしいままにするコーCauxの町への観光拠点でもある。【森田 安一】…

※「シヨン城」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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