モントルー(その他表記)Montreux

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改訂新版 世界大百科事典 「モントルー」の意味・わかりやすい解説

モントルー
Montreux

スイス西部,レマン湖東岸に位置する保養地。人口2万(1990)。1761年ルソーがレマン湖一帯を背景に書いた小説新エロイーズ》を発表すると注目をひき気候温暖な景勝とあいまって,とくに1880年代以降には有名な保養地となった。バイロンの詩《シヨンの囚人》で知られるレマン湖畔のシヨンChillon城,レマン湖の眺望をほしいままにするコーCauxの町への観光拠点でもある。
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百科事典マイペディア 「モントルー」の意味・わかりやすい解説

モントルー

スイス西部,レマン湖東端にある観光・保養地。銀細工チョコレート製造などが行われる。1946年以来毎夏モントルー音楽祭が開催される。バイロンの詩《シヨンの囚人》で知られるシヨン城への観光拠点。2万3000人(2006)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「モントルー」の意味・わかりやすい解説

モントルー
もんとるー
Montreux

スイス西部、ボー州にある国際的な観光保養都市。人口2万2170(2001)。レマン湖北東岸にあり、19世紀の前半に夏の保養地として発達した古い歴史をもつ。気候がよく、美しい風景に恵まれ、交通至便であるため各地から人々が集まる。ジャズ・フェスティバルは有名。ホテルのベッド数は5000を超える。

[前島郁雄]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モントルー」の意味・わかりやすい解説

モントルー
Montreux

スイス西部,ボー州の観光都市。レマン湖東端に位置する3つの保養地の町が 1962年に合併して成立。観光保養施設は湖岸沿い 6kmにわたって伸びている。観光産業のほか木材,金属加工,印刷工業も行われ,チョコレートなども産する。人口2万 60 (1990) 。

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