コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

シリア語 シリアごSyriac language

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シリア語
シリアご
Syriac language

北部メソポタミアに話された東アラム語。セム語族に属する。エデッサ (現ウルファ) を中心に栄えたキリスト教文化のにない手の役割を果した。5世紀,教会がネストリウス派とヤコブ派に分裂するとともに,シリア語にも東西の方言差が若干生じた。7世紀以後はアラビア人の侵略を受け,8世紀には話し言葉としての生命をすでに終えてしまったが,聖書の翻訳,注解,その他の多くの文献を残した。アラム文字に基づくシリア文字を使用。これには8世紀以降母音符号が導入された。 (→アラム語 , セム文字 )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

シリア語【シリアご】

東方アラム語(アラム語)に属する言語。全アラム語中最も重要な文化語。元来は初期東方キリスト教の中心地エデッサを中心とするものだが,後にはシリア,北メソポタミアに文学語・学問語として広まった。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

シリアご【シリア語 Syriac】

本来は,初期東方キリスト教の中心地エデッサ(現,トルコ領ウルファ)とその周辺で話されていたアラム語の方言。5世紀末シリア教会分裂の結果,二つの方言に分かれた。古い碑文は1世紀以後のものがあるが,重要なのは3世紀以後の,聖書の翻訳,キリスト教文書,ギリシア哲学の翻訳,医学などの諸学の文献などで,その量はアラム語中随一。ギリシア語からの借用が多く,10世紀ころまでアラビア語と共存してアラビア語に大きな影響を与えた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

シリア語の関連キーワードヨハネス3世・スコラスティクスグレゴリオス・タウマトゥルゴスエウァグリウス・ポンティクスステファニテスとイクネラテスサービト・ブン・クッラヒエラポリス[シリア]グンデシャープールバル・ヘブライオスカリーラとディムナギルガメシュ叙事詩バル・ヘブライウスディアテッサロンシリア語訳聖書ソロモンの頌歌ソロモンの詩篇ディダスカリアブロッケルマンヘルモン[山]アリステイデスシュンティパス

今日のキーワード

118番の日

1月18日。海上保安庁への緊急通報用電話番号である「118」の啓発活動を行い、海の安全確保に努める。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

シリア語の関連情報