シリカ(その他表記)silica

翻訳|silica

関連語 名詞 端山

最新 地学事典 「シリカ」の解説

シリカ

silica

化学組成SiO2の結晶質・非結晶質または隠微晶質の物質。無水珪酸(silicic acid anhy-dride),二酸化珪素とも。天然に産する代表的なものは石英と玉髄。後者は隠微晶質結晶の集合体で,有色の縞をもつめのうやチャート,フリントなどの岩石もこの一種。構造的に純粋なものは,SiO四面体がすべてのOを共有して,立体網状に配列するが,配列のしかたによる多形が多く,これらを一括して珪酸鉱物(silica minerals)という。α-石英(低温型石英,<573℃),β-石英(高温型石英,573~870℃),α-トリディマイト(<117℃,準安定),β1-トリディマイト(117~163℃,準安定),β2-トリディマイト(870~1,470℃),α-クリストバライト(<275℃,準安定),β-クリストバライト(1,470~融点1,713℃),コーサイト(silica Cとも。高圧相,3.5GPa,500~800℃で合成隕石孔の岩石から発見),スティショバイト(超高圧相,16GPa,1,200℃以上で合成,隕石孔の岩石から発見),シリカグラス(silica glass。ルシャトリエライトとも。融点1,713℃以下で不安定,ただし急冷すると1,000℃以上で準安定)などがよく知られている。実験的にしか知られていないものに,キータイト(keatite。 silica Kとも。34~120MPa, 380~585℃で合成),silica O(常温で合成,LiAlO2と固溶体をつくる)があり,また,36~60GPaの衝撃荷重によってできるアモルファス・シリカ(amorphous silica)や低温型立方晶系のメラノフロージャイト,-183.5℃以下でピエゾ電気をもたないδ-石英(δ-quartz)などが知られている。これらの多形転移は温度上昇の際には急激に起こるが,温度下降の際には起こりにくく,そのため準安定相が多い。シリカは化学的に純粋なものは無色透明だが,不純物による着色が普通。水および酸には溶けないが,アルカリ溶融・炭酸塩溶融すると可溶性となる。フッ化水素には溶ける。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

化学辞典 第2版 「シリカ」の解説

シリカ
シリカ
silica

SiO2(60.08).二酸化ケイ素,無水ケイ酸ともいう.しばしば無定形二酸化ケイ素の意味に用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シリカ」の意味・わかりやすい解説

シリカ

「二酸化ケイ素」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のシリカの言及

【二酸化ケイ素(二酸化珪素)】より

…化学式SiO2。シリカ,無水ケイ酸などとも呼ばれる。いろいろな結晶状態として天然に産する。…

※「シリカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む