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ジャコウネズミ Suncus murinus; musk shrew

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジャコウネズミ
Suncus murinus; musk shrew

食虫目トガリネズミ科。体長 12.5cm,尾長 8cm内外。体の上面は蒼灰色,下面淡色口吻が突き出ている。体には短毛が密生する。尾は基部が太く先細で,細長い毛がまばらに生える。人家や人家付近に多い住家型と,おもに森林にすむ野生型とがある。体側臭腺から悪臭を発する。おもに昆虫類ミミズ,カエル,ヘビ,ネズミなどを食べるが,樹根などの植物質も食べる。夜行性北アフリカ,東洋区に産し,日本では移入されたものが沖縄,九州南部を中心に分布している。

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百科事典マイペディアの解説

ジャコウネズミ

食虫目トガリネズミ科の哺乳(ほにゅう)類。形はジネズミに似るが大きく,雄は体長11.5〜13.3cm,雌は10.5〜12cm,尾6.5〜9cmほど。短毛を密生し,背面は灰褐色

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジャコウネズミ
じゃこうねずみ / 麝香鼠
musk shrew
[学]Suncus murinus

哺乳(ほにゅう)綱食虫目トガリネズミ科の動物。沖縄諸島、台湾、中国南東部、インドシナ半島、インドなど東洋区に広く分布し、船舶などによりグアム島、マダガスカル島のほか日本では古くから長崎や鹿児島などに渡来したものが定着している。頭胴長11~16センチメートル、尾長6~8センチメートル。ジネズミを大形にした体形である。耳介が大きく、尾は基部が太く、先細りとなり、まばらな長毛をもつ。雄の成体の尾はとくに太い。体側に楕円(だえん)形の臭腺(しゅうせん)をもち、雄の成体のそれはとくに大きく、強い臭気を出す。毛は柔らかくて短く、背面は灰褐色、下面は灰色。歯式は

で合計30本、東南アジアでは低地の森林、農耕地周辺、人家内などにすむが、九州のものは住家性である。夜行性で、床下排水溝、石垣、やぶなどで昆虫、クモ、ミミズ、ヒル、カエルなどを食べる。約30日の妊娠期間ののち、通常2~6頭の子を産む。[阿部 永]

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