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ステンカ・ラージン ステンカラージン

百科事典マイペディアの解説

ステンカ・ラージン

ラージン

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ステンカ・ラージン
すてんからーじん
Стенька Разин Тимофеевич Sten'ka Razin Timofeevich
(1630ころ―1671)

ステパン・ラージンСтепан Разин/Stepan Razinともいう。ロシアの農民戦争の指導者。富裕なドン・コサックの出身。一時はドン・コサックの外交上の代表を務めたり、クリミア・タタールと戦ったこともある。ロシア政府の農奴制強化に反発し、上層コサックを離れて、下層コサック、逃亡農民を結集し、1667年から69年にかけて、彼らを率いてボルガ川、カスピ海沿岸を略奪してドン川に帰った。さらに、70年に反乱軍を率いてボルガ川沿岸を制圧、シンビルスクを包囲したが、そこで政府軍に敗れた。彼は裏切りにより71年4月に逮捕され、同年6月6日モスクワで処刑された。彼の名は多くの伝承、民謡に残されている。[伊藤幸男]

音楽

英雄ステンカ・ラージンはロシア民謡として歌われ、その勇壮な旋律は広く世界に親しまれている。同名の作品としては、ロシア国民楽派のグラズーノフが作曲した交響詩(作品13、1885年ペテルブルグ初演)がある。これは序文に自作の詩を掲げ、それに基づいて音楽が書かれている。基本的にはリストの交響詩の手法により、ロシア民謡『ボルガの舟唄(ふなうた)』やペルシア民謡を取り入れつつ、特定の主題動機や楽器をもって登場人物や情景を象徴的に描写している。[三宅幸夫]
『アンドレイ・サハロフ著、米内哲雄訳『ステンカ・ラージン伝』(1980・たくみ書房)』

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