スーツケース(その他表記)suitcase

翻訳|suitcase

デジタル大辞泉 「スーツケース」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「スーツケース」の意味・読み・例文・類語

スーツ‐ケース

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] suitcase ) 洋服などを入れて持ち運ぶ旅行かばん。
    1. [初出の実例]「二日か三日経つと、スーツケースを持ってはブラリと帰って来る」(出典:欧米印象記(1910)〈中村春雨〉紐育雑記)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「スーツケース」の意味・わかりやすい解説

スーツケース
すーつけーす
suitcase

服ひとそろいを入れるくらいの大きさの、平たい長方形の小形旅行鞄(かばん)。日本では1897年(明治30)ごろ、外国製品をまねて国産化され、鉄道普及などで旅行が盛んになるにつれ、需要が増大した。木枠に皮革張りが主だったが、大正時代には軽さと強さからファイバーが、第二次世界大戦後は軽く、強く、外観が美しいことから軽金属が使われることとなった。今日では、飛行機などの交通機関の発達や、生活様式衣服の変化によって、素材やデザインが多様化している。エア・ケースair case、オーバーナイト・ケースovernight case、オープン・ケースopen case、スマート・ケースsmart caseなども、スーツケースの仲間である。

[田中俊子]

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