軽金属(読み)ケイキンゾク

世界大百科事典 第2版の解説

けいきんぞく【軽金属 light metal】

金属を分類するときの語の一つで,重金属に対する語。比較的軽い金属すなわち比重の小さい金属をいうが,これはあくまでも比較的なものであって,厳密な区別はない。一般には比重4~5を境界として,これより比重の小さいものを軽金属,大きいものを重金属という。アルカリ金属,ベリリウムBe,マグネシウムMg,アルカリ土類金属,アルミニウムAlなどを軽金属とするのが普通である。【中原 勝儼】

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大辞林 第三版の解説

けいきんぞく【軽金属】

比重約四以下の、比較的軽い金属。アルミニウム・マグネシウム・カルシウムなど。これらの合金は重要な工業用材料となる。 ⇔ 重金属 「 -工業」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

軽金属
けいきんぞく
light metals

比重の比較的小さい金属の総称。厳密な定義はないが、少なくとも汎用(はんよう)金属である鉄(比重7.87)よりも比重の小さい金属をさす。一般には比重4.0あるいは5.0以下のものを意味する。代表的なものにアルミニウム(比重2.70)、マグネシウム(同1.74)、チタン(同4.5)など。そのほかナトリウム、カリウム、カルシウムなどもこれに属する。[及川 洪]

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世界大百科事典内の軽金属の言及

【金属】より

…現在,材料として使われる金属の重量の約95%は鉄および鉄系合金であり,実用的には鉄は他の69の元素と区別されるだけの特別な地位を占めている。
[重金属と軽金属heavy metal and light metal]
 実用材料としてはチタン(比重4.50),アルミニウム(2.70),ベリリウム(1.85),マグネシウム(1.74)を軽金属と呼んでいる。ほかにもカルシウム(1.55),ストロンチウム(2.6),ナトリウム(0.971),カリウム(0.86)などがあり,あとの二つは水に浮く。…

【軽合金】より

…アルミニウム,マグネシウム,チタンなど軽金属を主体とする合金の総称。鋼(比重約7.9)に比べて軽いものをいう。アルミニウム合金の発展は1906年にA.ウィルムがジュラルミンを発明したのに始まる。この合金は高温に加熱後,水中に急冷し,その後室温かそれよりやや高い温度においておくと強くなる。これは析出硬化といわれる硬化機構による。その後この原理を応用した種々の合金が開発され,特殊鋼の強さに相当するものも実用化され,第1次大戦から第2次大戦にいたる航空機の発展を支えた。…

【金属】より

…現在,材料として使われる金属の重量の約95%は鉄および鉄系合金であり,実用的には鉄は他の69の元素と区別されるだけの特別な地位を占めている。
[重金属と軽金属heavy metal and light metal]
 実用材料としてはチタン(比重4.50),アルミニウム(2.70),ベリリウム(1.85),マグネシウム(1.74)を軽金属と呼んでいる。ほかにもカルシウム(1.55),ストロンチウム(2.6),ナトリウム(0.971),カリウム(0.86)などがあり,あとの二つは水に浮く。…

※「軽金属」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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