密度の小さい金属をいう.慣習的な用語であり,金属を密度の大小によって分類するときに用い,重金属と軽金属とに分類する.一般に,密度が4.0~5.0 g cm-3 以下の金属を軽金属としている.ベリリウム(1.82 g cm-3),マグネシウム(1.74 g cm-3),アルミニウム(2.70 g cm-3),アルカリ金属としてリチウム(0.53 g cm-3),ナトリウム(0.97 g cm-3),カリウム(0.86 g cm-3),ルビジウム(1.53 g cm-3),セシウム(1.9 g cm-3),またアルカリ土類金属としてカルシウム(1.55 g cm-3),ストロンチウム(2.6 g cm-3),バリウム(3.5 g cm-3)などが軽金属となる.上記の金属にチタン(4.54 g cm-3)を加えることがある.
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…現在,材料として使われる金属の重量の約95%は鉄および鉄系合金であり,実用的には鉄は他の69の元素と区別されるだけの特別な地位を占めている。
[重金属と軽金属heavy metal and light metal]
実用材料としてはチタン(比重4.50),アルミニウム(2.70),ベリリウム(1.85),マグネシウム(1.74)を軽金属と呼んでいる。ほかにもカルシウム(1.55),ストロンチウム(2.6),ナトリウム(0.971),カリウム(0.86)などがあり,あとの二つは水に浮く。…
…アルミニウム,マグネシウム,チタンなど軽金属を主体とする合金の総称。鋼(比重約7.9)に比べて軽いものをいう。アルミニウム合金の発展は1906年にA.ウィルムがジュラルミンを発明したのに始まる。この合金は高温に加熱後,水中に急冷し,その後室温かそれよりやや高い温度においておくと強くなる。これは析出硬化といわれる硬化機構による。その後この原理を応用した種々の合金が開発され,特殊鋼の強さに相当するものも実用化され,第1次大戦から第2次大戦にいたる航空機の発展を支えた。…
…現在,材料として使われる金属の重量の約95%は鉄および鉄系合金であり,実用的には鉄は他の69の元素と区別されるだけの特別な地位を占めている。
[重金属と軽金属heavy metal and light metal]
実用材料としてはチタン(比重4.50),アルミニウム(2.70),ベリリウム(1.85),マグネシウム(1.74)を軽金属と呼んでいる。ほかにもカルシウム(1.55),ストロンチウム(2.6),ナトリウム(0.971),カリウム(0.86)などがあり,あとの二つは水に浮く。…
※「軽金属」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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