コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

 カバン

3件 の用語解説(鞄の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

かばん【×鞄】

革やズックなどで作り、書類その他の物を入れる携帯用具。
(かばんに金を入れることから)選挙に必要な資金の俗称。「地盤」「看板」と合わせて「三ばん」という。
[補説]中国語「夾板(キャバン)」の転とも、オランダ語のkabasから出た語ともいわれる。中国では、「鞄」の字はなめし皮、また、それを作る職人のこと。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

かばん【鞄】

〔中国語「夾板キヤバン」また「夾槾キヤバン」の転という〕
革やズックで作り、物を入れて持ち運ぶための用具。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


かばん

1人の人間が持ち運んだり、あるいは動かしたりすることのできる範囲の、概してじょうぶな材料でできた洋風の物入れのこと。語源はかならずしも明確でないが、一般には櫃(ひつ)・箱の意の中国語夾板(キャバン)もしくは夾(キャマン)の転訛(てんか)語で、「鞄」の造字をあてたものとされている。「文明開化」の語をモットーに、明治以後急速に西洋化していったものの一つにさまざまな身の回り品がある。今日のことばでいえば、広義でのアクセサリーということになるが、その普及速度は、一般に衣服の本体よりもはるかに急速なのが特徴である。ここでの鞄もその一つであり、こうした鞄には、小は個人が身辺に提げたり持ったりする程度の大きさから、大は等身大の旅行鞄に至るまでの広範囲にまたがって、種別、用途、材料などにもさまざまなものがあった。[石山 彰]

日本

日本の初期の鞄は手胴乱(または手乱)といったが、1877年(明治10)ころになると丸型や角型の手提げ、学生鞄、支那(しな)鞄などが現れ、とりわけ支那鞄は柳行李(やなぎごうり)にかわるものとして使われるようになった。スーツケースやバスケットが登場するのは明治30年代、オペラバッグ(いまのハンドバッグ)は同40年代、トランクやボストンバッグが登場するのは大正時代になってからである。[石山 彰]

西洋

携帯用の袋や鞄が明確化するのは、中世のなかばにサラセン風を取り入れて登場するオモニエールaumonire(腰帯につるす袋)で、これが袋物や鞄のいわば原型となった。またポシェットpochetteなどもこの一種とみられ、もともと十字軍遠征の影響によるものであった。オモニエール型の重用は18世紀まで続き、19世紀に入ってからは、これまでの皮革やカンバスに加えてズックやゴム引き布などの出現とも相まって、各種の鞄類に分化していった。
 20世紀も後半になると、ビニルや合成皮革など新素材の開発、また、自動車、鉄道列車、飛行機など旅行の普及による需要で、多様な鞄類が出現した。他方、トランクに類するものも古くから存在した。中世は主として木製の櫃型で、それに皮を張ったり鉄製の金具が施されたりした。こうして大型のものは、近世まで馬の背や馬車によって運ばれたが、近来は交通機関の発達とともにこの様相も一変した。[石山 彰]

種類

こうした鞄類の呼称は、一般には英語のバッグ、ケース、サック、トランクなどの範囲にまたがって、およそ以下のような各種に及んでいる。ハンドバッグhandbag(女性が財布や小物を入れて手や腕に提げて持ち歩く鞄)、ショルダー・バッグshoulder bag(肩から下げたり肩にかけたりして持ち歩く鞄)、ボストン・バッグBoston bag(両側に持ち手のついた、開き口が大きく底が長方形の袋型の鞄。1920年代、アメリカのボストン大学の学生間から始まった)、スーツケースsuitcase(服一そろいと着替えを入れる程度の旅行鞄)、ブリーフケースbriefcase(書類を入れる比較的薄手の折り鞄)、トランクtrunk(旅行用の大型鞄)などがある。他方、英語外の外国語から入ったものには、オランダ語のランドセルransel(小学生用の背負い鞄)、ドイツ語のルックザックRucksack(おもに登山用の背負い袋)、ドイツ語のナップザックKnappsack(きっちりした背負い袋)、フランス語のアタッシェ・ケースattachcase(大・公使の随員が持ち歩く書類入れ用の平たい角型鞄)などがある。[石山 彰]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

鞄の関連キーワード金銀作り革袴ずっかり作り仏ドウバヤズットベヤズットジャーミーベヤズット塔ベヤズットモスクデス博士の島その他の物語

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

鞄の関連情報