セピア(英語表記)sepia

翻訳|sepia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

いかの袋から得られる半透明顔料褐色水彩または淡彩用に用いられるが,日光に当るとすみやかに退色する。古代ローマ時代からすでに用いられていたが,特に 18世紀末から 19世紀後半にかけて,それまでのビストルに代って淡彩画に好んで用いられた。

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デジタル大辞泉の解説

イカの墨を原料として製する暗褐色の顔料。インクや水彩絵の具、また素描に用いる。烏賊墨(いかずみ)。
暗褐色

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デジタル大辞泉プラスの解説

スズキが1989年から製造・販売したスクータータイプのオートバイ。総排気量49cc(原動機付自転車)。エンジン形式は空冷2ストローク単気筒。1999年のモデルチェンジに伴い、上位車種のセピアZZが登場。
日本のポピュラー音楽は男性シンガーソングライター、高橋優(ゆう)。2012年発売のアルバム「この」に収録されている。日本テレビ系で放送ドラマ「たぶらかし~代行女優・マキ~」の主題歌

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色名がわかる辞典の解説

色名の一つ。JISの色彩規格では「ごく暗いみの」としている。セピアはギリシア語で頭足類イカのこと。一般に、イカの墨から作られる絵の具の濃い茶色をさす。イカの内臓分泌腺のなかで作られる黒褐色の分泌物が、いわゆる墨のこと。それを乾燥させてセピア顔料にした。非常に古くから使われていた顔料とされる。現代では人工的に作られるが、色名として一般化した。モノクロの古い写真が色あせて茶色っぽくなったことから、郷愁をさそうような古い情景や事柄を「セピア調」というように用いられる。

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大辞林 第三版の解説

イカ・タコの墨を乾かし、アルカリ液に溶かし、希塩酸で沈殿させて作る黒茶色の絵の具。水彩画・ペン画素描に用いる。
黒茶色。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (sepia)
① イカの墨から製する暗褐色の絵の具。また、その色。
※落梅集(1901)〈島崎藤村〉雲「洋画に用ふる『セピア』の色彩に似たりき」
※伸子(1924‐26)〈宮本百合子〉四「伸子は、セピアにやきつけた一枚を渡された。印画としては綺麗に仕上ってゐた」
② 黒や紅殻(べんがら)などの混合物からなる濃褐色の市販の絵の具名。

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世界大百科事典内のセピアの言及

【水彩】より

…またより重厚なマティエールを出すため,これに不透明な白色顔料(ボディbody)を加えることが多いので,不透明水彩をボディ・カラーと呼ぶこともある。また煤(すす)から作られるビスター,イカの墨から作るセピアで描いた単色画も水彩に近いものをもっている。
[水彩の歴史]
 ヨーロッパにおける水彩の歴史は紙の普及とも関係があり,15~16世紀に始まり,18世紀後半から19世紀にかけてのイギリスで一つの頂点に達した。…

※「セピア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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