セルシン(その他表記)selsyn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セルシン」の意味・わかりやすい解説

セルシン
selsyn

機械的には分離され,電気的には結合した1対の同じ構造の誘導電動機から成り,一方の回転子の回転角を電気的に他方の回転子に伝達する機構。シンクロ synchroともいう。両方の固定子コイルは並列に閉回路をつくり,回転子は並列で共通の交流電源で励磁する。一方 (発信機) の回転子の回転角と他方 (受信機) の回転子の角度の間に差があると,それぞれの固定子に誘起される電圧に差が現れ,固定子コイルに電流が流れて回転力が現れるので,発信機回転子の回転角に従って受信機回転子は回転する。同じ装置にサーボ機構を適用して伝達の精度を高めることができる。

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世界大百科事典(旧版)内のセルシンの言及

【シンクロ電機】より

…回転軸の角位置または運動を,計測または制御するために用いる多相構造の回転機の総称で,セルシン(商品名)とほぼ同義語である。シンクロは単独で角度の検出に用いることもあるが,一般には2個以上を電気的に連結したシンクロシステムとして用いられる。…

※「セルシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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