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ゼラフシャン川 ゼラフシャンがわreka Zeravshan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ゼラフシャン川
ゼラフシャンがわ
reka Zeravshan

中央アジア,タジキスタンウズベキスタン両国を流れる内陸河川。全長 877km。流域面積4万 1860km2。タジキスタンのアライスキー山脈西端の氷河に発し,約 300kmはトゥルケスタン山脈とゼラフシャン山脈の間の渓谷を西流し,ウズベキスタンに入ったあたりで西北西に流れを変えて乾燥した低地に出る。サマルカンドカッタクルガンを経て,ギジドゥバン付近で南西に方向を転じ,ブハラ付近を通り,クイズイルクム (キジルクム) 砂漠南部のカラクリ付近で消滅。かつてはアムダリアに流入していた。春~夏が増水期で冬には減水。この川の流域は中央アジアにおいて早くから文化の開けた地方で,ソグディアナと呼ばれた。中国史料には那密水と記されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゼラフシャン川
ぜらふしゃんがわ
Зеравшан Zeravshan 

ウズベキスタン共和国南部とタジキスタン共和国北部にまたがる川。パミール高原のゼラフシャン氷河より流れ出て西流し、キジルクム砂漠南部で消滅する。長さ780キロメートル、流域面積1万2300平方キロメートル。北方への灌漑(かんがい)用分水は、チャルダラ湖の西に一大塩湖アイダルクリАйдаркуль/Aydarkul'湖を形成している。流域には数多くのオアシス都市がみられ、サマルカンド、ブハラなどが有名。紀元前6世紀ごろより、アジア内陸地域の貿易拠点として物資の交流が活発に行われた。[小宮山武治]

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