ソフトフォーカス

精選版 日本国語大辞典 「ソフトフォーカス」の意味・読み・例文・類語

ソフト‐フォーカス

〘名〙 (soft focus) 写真で、特殊なレンズフィルターを用いて被写体の像をやわらかくぼかしたように表現する技法
※鏡地獄(1926)〈江戸川乱歩〉「丁度ソフト、フォーカスの写真の様に、ぼんやりしてゐる様でゐて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ソフトフォーカス」の意味・読み・例文・類語

ソフト‐フォーカス(soft focus)

写真・映画などの撮影で、画面に柔らかい印象を与えるため焦点をぼかすこと。軟焦点。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ソフトフォーカス」の意味・わかりやすい解説

ソフトフォーカス

〈軟焦点〉とも。写真撮影で結像がやわらかい感じの像となること。比較的口径の大きなレンズなどは収差のためやわらかくなるが,人物撮影などでやわらかい感じのほしい場合はレンズ収差の補正を甘くしたり,前に紗(しゃ)を置いたり,中心部を不透明にして周辺のみで撮影するようにしたソフトフォーカスレンズを使用する。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソフトフォーカス」の意味・わかりやすい解説

ソフトフォーカス
softfocus

写真用語。軟焦点のことで,光量を制約してレンズの絞りを開く方法や,レンズに紗などを掛けて光を分散させる方法などがある。軟調描写ともいい,対象を曖昧な視覚効果で撮影できる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

カメラマン写真用語辞典 「ソフトフォーカス」の解説

ソフトフォーカス

 画面の明るい部分の光を滲ませ、柔らかい感じの画面効果を得る撮影技法。専用のレンズやフィルターなどを使う場合が多い。

出典 カメラマンWebカメラマン写真用語辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android