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ゾーン30 ぞーんさんじゅう Zone 30

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知恵蔵miniの解説

ゾーン30

自動車事故抑止のため、市街地の住宅街など生活道路が密集する区域を指定し、その区域での車の最高速度を時速30キロに制限する交通規制。1990年頃より欧州の都市部を中心に導入されている。日本では、2011年9月に警察庁が全国の警察へ通達を出し、17年3月までに約3000カ所の指定・整備を予定。歩道の新設や拡幅、車道中央線の抹消など、物理面でも人と車の住み分けによる安全対策を図るとしている。各県警はホームページなどを通じて具体的な指定区域を紹介するほか、道路標識や路面表示、カーナビ事業者への情報提供などでドライバーへの周知を図っている。

(2012-11-22)

出典|(株)朝日新聞出版発行
(C)Asahi Shimbun Pubications Inc
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ゾーン30

2011年に警察庁が都道府県警などに通達を出し、全国で整備が進む。2016年度末までに全国3千カ所の指定が目標とされている。警察庁によると、幅員5・5メートル未満の道路における車と人の衝突事故では、車の時速が30キロを超えると死亡に至る危険性が急上昇する。死亡事故を防ぐには30キロ以下にすることが重要になるという。

(2014-03-20 朝日新聞 朝刊 岡山全県 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゾーン30
ぞーんさんじゅう

車道幅員5.5メートル未満の生活道路が密集する区域(ゾーン)を指定して、歩行者の安全な通行を確保し、自動車事故を防止するために行う交通規制のこと。これまで自動車の運行速度は個々の道路(路線)ごとに規制されてきたが、区域を定めて、走行速度を時速30キロメートル以下に制限すると同時に、抜け道としての通行の抑止・排除などの安全対策を実施する。具体的には、指定区域に入る道路の入口には、標識や道路面の表示でゾーン30指定地域であることを明示するほか、区域内は中央線を抹消し、路側帯を設けて車道幅員を狭くする、道路上にかまぼこ状の段差(ハンプ)をつけることなどで自動車の走行速度を抑制する、など。なお、この規制速度は自動車と歩行者が衝突した場合、自動車の走行速度が時速30キロメートルを超えると、歩行者の致死率が急激に上昇することに由来している。
 警察庁によると、車道幅員5.5メートル以上の道路で起きた交通事故件数は、2012年(平成24)におよそ47万8000件で、10年前と比べ、34%減少している。しかし、幅員5.5メートル未満の生活道路では、事故件数は10年前の18%減(約16万2000件)にとどまっており、死傷者の多くは、歩行中や自転車乗車中であった。警察庁は2011年9月からゾーン30の取り組みを全国で開始し、2016年3月までに3000区域の整備を目ざしている。[編集部]

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