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タイス Thais

翻訳|Thais

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タイス
Thais

前4世紀在世したギリシアアテネの高級娼婦。アレクサンドロス3世 (大王) の軍隊とともに,おそらく部将プトレマイオス (のちのプトレマイオス1世ソテル ) の愛人としてペルシアに行き,ペルセポリスに火をつけるよう酒席で大王にすすめたといわれるが,その真偽のほどは不明。また,タイスはしばしば高級娼婦の呼称としても使われた。

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世界大百科事典 第2版の解説

タイス【Thais】

古代の伝説的な女性。アテナイ出身の遊女(ヘタイラ)で,アレクサンドロス大王の寵を得,王をそそのかしてペルセポリスを炎上させた。のちエジプト,プトレマイオス朝の祖ラゴスに嫁して7人の子をもうけたという。同名の女性はキリスト教の聖人伝の中にも見いだされ,次のような話が伝えられている。すなわち彼女は,4世紀ごろのアレクサンドリアの名高い遊女であったが,隠修士パフヌティウスの導きでキリスト教徒となった。そのおり豪華な衣装や宝石類を惜し気もなく公然と焼き捨てたという。

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世界大百科事典内のタイスの言及

【ヘタイライ】より

…音楽や踊りに熟練し,文学・芸術・哲学にもしばしば精通したヘタイラとの交際は,下品なこととはみなされず,妻女が姿をみせることのない宴席では彼女たちがホステスの役をつとめた。もっとも有名なヘタイラとしては,ペリクレスの愛妾であったアスパシア,人間として完ぺきな美しさをもち彫刻家プラクシテレスのために女神アフロディテのモデルとなったフリュネ,アレクサンドロス大王をそそのかしてペルセポリスを炎上させたと伝えられるタイスなどがあげられる。売春【篠崎 三男】。…

※「タイス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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