タイピン(英語表記)Taiping

精選版 日本国語大辞典 「タイピン」の意味・読み・例文・類語

タイ‐ピン

〘名〙 (tiepin) =ネクタイピン
※嘘(1927)〈渡辺温〉「君は今、私のタイピンの事を云ったね」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「タイピン」の意味・読み・例文・類語

タイピン(tiepin)

ネクタイピン」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「タイピン」の意味・わかりやすい解説

タイピン
Taiping

マレーシア,マレー半島中西部,ペラ州第2の都市。人口19万9000(2000)で60%は華人。半島を南北に走る主山脈の西麓スズ鉱山の町として成立した。現在はゴム木炭集散地でもある。町の北東部には国内最大規模の美しい人工湖公園があり,旧マラヤ連邦で初めて設立された博物館とともに,観光の名所になっている。州侯(スルタン)の王宮は町の東方37kmのクアラ・カンサーにある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タイピン」の意味・わかりやすい解説

タイピン
Taiping

マレーシア,マレー半島西部,ペラ州西部の町。タイピン (太平) の名は,スズの採鉱権をめぐるスルタン一族と中国人秘密結社との錯綜した争いが 1873年に終結したことを記念してつけられた。第2次世界大戦前は,ラルート峡谷を控えるスズの最大の集散地で,日本占領下の 1942年まで州都であった。イポーにその地位を譲ったが,外港のポートウェルドを通じてスズなどを積出している。郊外には湖水公園,避暑地タイピン山 (英語ではマクスウェル丘) などがある。マラヤ鉄道西岸線が通る。人口 14万 6002 (1980) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「タイピン」の意味・わかりやすい解説

タイピン
たいぴん
Taiping

マレーシア本土、マレー半島西部のペラク州にある都市。海岸から約20キロメートル内陸に位置する。人口18万3320(2000)。後背地のキンタ河谷の錫(すず)鉱山の開発とともに発展した。かつてはペラク州の州都であったが、イポーにとってかわられた。イポーから鉄道が通じる。中国系住民が多く、商取引が活発である。市内にはタイピン公園や博物館、郊外には高地休養地として知られるマクスウェル・ヒル(1200メートル)がある。

[別技篤彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android