コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

タイ文字 タイもじThai alphabet

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タイ文字
タイもじ
Thai alphabet

タイ語の表記に用いられる固有のアルファベット。 44個の子音字,14個の母音字,4個の音節文字,4個の声調符号から成る。左から右へ,単語の切れ目なく横書きする。 13世紀末にスコータイ王朝のラーマカムヘーン王の創始したスコータイ文字がもとで,少しずつ字母数や字形を変えて現在にいたる。南インド文字の系統をひき,直接にはクメール文字を基礎にしてできている。現存最古の文献は 13世紀末。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

タイもじ【タイ文字】

タイ語を表記する文字。44(うち2個は廃字)子音と32の母音字からなり,子音字の上下左右に母音字を組み合わせ,語によっては声調符をつけて音節と声調を表す。左から右へ語の切れめなしに横書きする。他に数字が10個ある。タイ文字は13世紀末に南インド系の古カンボジア文字(クメール文字)を模して作られたもので,1292年の銘のあるラーマカムヘン王碑文が最も古い。現在では綴りと発音の違いが大きくなり,そのため改革が試みられたが成功しなかった。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のタイ文字の言及

【スコータイ朝】より

…92年ころから元朝に入貢,この間中国から製陶技術が伝えられ,宋胡録(すんころく)焼の名で日本にも知られ,広く世界各地へ輸出された陶磁器生産の基礎がおかれた。ラーマカムヘンはタイ文字を創始し,その文字を用いて現存する最古のタイ碑文(1292)をつくった。同王のとき,南タイのナコーンシータマラート経由で,スリランカ系の大寺派上座部仏教林住部の伝統がスコータイに伝えられた。…

※「タイ文字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

タイ文字の関連キーワードラムカムヘン大王記念碑東南アジア史(年表)ドゥアン(徳昴)族アラビア文字スコータイ朝アラビア語タイ(国)ラオ文字アラム語ペトラ

今日のキーワード

偽計業務妨害罪

虚偽の風説を流布し,または偽計を用いて人の業務を妨害する罪 (刑法 233) 。流布とは,犯人自身が公然と文書,口頭で伝達するほか,口伝えに噂として流す行為も含む。偽計とは人を欺罔,誘惑し,あるいは人...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android