ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タッカー」の意味・わかりやすい解説
タッカー
Tucker, Josiah
[没]1799. グロスター
イギリス国教会牧師,重商主義解体期の代表的経済学者の一人。オックスフォード大学に学び,のちグロスターの副監督。政治,経済,宗教に関する多くの著作があり,経済面では最初は重商主義保護体制の支持者であったが,次第に自由貿易論者に変り,A.スミスの直接的先駆者となった。主著"The Elements of Commerce and Theory of Taxes" (1755) ,『旅行者への指針』 Instructions for Travellers (58) ,『政治経済問題四論』 Four Tracts together with Two Sermons (74) ,『市民政府論』A Treatise concerning Civil Government (81) 。
タッカー
Tucker, Henry
[没]1958
アメリカ聖公会宣教師。 1899年に来日して仙台,弘前で伝道活動を行なった。 1903年に立教学院総理となり,立教大学の設立 (1922) や池袋校舎の建設に尽力した。また立教大学辞任後は京都教区の主教となり,京都地方の伝道に尽力した。帰国後 23年には,アメリカ聖公会総裁主教となった。
タッカー
Tucker, Sophie
[没]1966.2.9. ニューヨーク
ロシア生れの,アメリカの女性ボードビリアン。旧姓 Abuza。歌手としてデビュー,のちに「ジーグフェルド・フォーリーズ」や「シューバート・ゲイエティーズ」などで人気を集めた。
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