コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

タラスコン Tarascon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タラスコン
Tarascon

フランス南東部,ブーシュデュローヌ県ローヌ川東岸の町。アルルの北約 15kmに位置する。この地方を荒した怪物タラスクを聖女マルトが手なずけたという伝説から命名された。マルトの墓のある大聖堂 (15~16世紀) がある。ローヌ川の切立った崖の上に建てられた美しい城 (14~15世紀) はルネ王の居所であった。プロバンスの雰囲気を伝える狭い道路やアーチの旧市街が残る。また,A.ドーデの小説『タルタラン・ド・タラスコン』でも知られ,毎年6月最後の日曜日には,タラスクの像をかついだ行列が練り歩き,観光客を集める。布,パルプを産し,果物,野菜などを集散する。道路,鉄道で対岸のボーケールと結ばれ,ローヌ渡河の要地となっている。人口1万 1158 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

タラスコン(Tarascon)

フランス南部、ブーシュ‐デュ‐ローヌ県の町。ローヌ川に面する。ローマニームを結ぶ軍事上の要地にあり、14世紀から15世紀にプロバンス伯が建てたタラスコン城がある。19世紀にはドーデの小説「タルタラン」の舞台にもなった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タラスコン
たらすこん
Tarascon

フランス南部、ブーシュ・デュ・ローヌ県の町。ローヌ川下流左岸にある。人口1万2668(1999)。対岸の町ボーケールBeaucaire(人口1万3748、1999)とは対向集落をなす。果実・野菜の取引、繊維・家具工業が主産業。古来、ローマからニームへ向かう軍道の渡河地点として戦略要地となり、歴代のプロバンス伯が築城、14~15世紀建造の城が残る。小説家ドーデの三部作『タルタラン・ド・タラスコン(邦訳『陽気なタルタラン』)』『アルプスのタルタラン』『タラスコン港』で知られる町。[青木伸好]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

タラスコンの関連キーワードドーデ(Alphonse Daudet)デュモン

今日のキーワード

隗より始めよ

《中国の戦国時代、郭隗(かくかい)が燕(えん)の昭王に賢者の求め方を問われて、賢者を招きたければ、まず凡庸な私を重く用いよ、そうすれば自分よりすぐれた人物が自然に集まってくる、と答えたという「戦国策」...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android