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ダブ dub

翻訳|dub

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ダブ
dub

ジャマイカのレゲエの録音で,歌の入った本来の曲の器楽の部分だけを用い,楽器のバランスを変えたり,エコーをかけたり,他の曲や歌詞をかぶせたりして,新たなバージョンを作ること。スタジオで手軽にできるバージョン作りであるため,その後,ポピュラー音楽のさまざまなジャンルで用いられるようになった手法である。

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デジタル大辞泉の解説

ダブ(dove)

ハト目ハト科の鳥の総称。特に小形の種類をいい、平和の象徴とされる白いハトもこれに含まれる。
[補説]大形種はpigeon(ピジョン)という。

ダブ(dub)

ジャマイカ発祥の音楽の手法。既成楽曲の特定の音やリズムを強調したりエコーをかけたりして、独特の効果を生み出すこと。また、その音楽ジャンル。

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百科事典マイペディアの解説

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ダブ
だぶ
dub

1960年代に発生し、70年代に世界的に流行したジャマイカのポップ・ミュージック、レゲエで用いられるサウンド・イコライジング(特定の周波数を強調または低減させること)の手法、あるいはそのような手法を用いたサウンドを指す。演奏を録音したマスター・テープの各トラックに、極端なエコーやディレイ(やまびこのように元音に対して繰り返し再生音を出力する効果)をかけ、浮遊感のある特徴的なサウンド効果を伴う音像を構成する。特にベースやバス・ドラムといった低音部が強調された特異な音空間を持つことが多い。レゲエ誕生前夜のロック・ステディ(レゲエの先駆者アルトン・エリスAlton Ellis(1944― )の曲「ゲット・テディー・トゥー・ロック・ステディ」にちなんで呼ばれる。ジャマイカのポップ・シーンにおいて初期のスカに代わって登場した)のシングル盤のB面に、音量レベルの調整用として収められたことが起源で、その後キング・タビーKing Tubby(1947― )やリー・ペリーLee Perry(1936― )といったダブ・ミキサーたちが、ドラムのスネアやハイハットといった高音部とベースなど低音部とのコントラストを独特の形で強調した実験的なミックスを行い、それはダブ・プレートと呼ばれるアセテート製の試験プレス版のレコードとなって、サウンド・システム(レコードを野外で大音量で流すために組まれたスピーカーとアンプ、ターンテーブルなどのステレオ装置一式)によって聴衆に披露された。
 70年代後半になると、英米ロックの主流にもダブの影響は広がり、特にパンク・ロック以降に多様化したイギリスのニュー・ウェーブ・シーンにダブの影響を強く受けたグループが多数登場した。とりわけ、イングランド南西部の都市ブリストルからは、ポップ・グループ、マッシブ・アタックといったグループが出現し、ダブをポップ・ミュージックの基本的なサウンド制作手法として広めることとなった。[増田 聡]

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