チャイルドシート(読み)ちゃいるどしーと(その他表記)child seat

翻訳|child seat

デジタル大辞泉 「チャイルドシート」の意味・読み・例文・類語

チャイルド‐シート

《〈和〉child+seat》幼児用補助座席。車の走行中に生じる危険から幼児の身を守るための安全ベルトの付いた座席で、助手席または後部座席に取り付けて用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「チャイルドシート」の意味・読み・例文・類語

チャイルド‐シート

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] child seat ) 車の座席に取り付けて用いる、乳幼児用の補助座席。安全ベルトが付き、走行中や衝突事故の際に危険から乳幼児の身を守る。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「チャイルドシート」の意味・わかりやすい解説

チャイルドシート
ちゃいるどしーと
child seat

乗用車シートの上に装着し、シートベルトで固定する幼児用補助装置。自動車事故に際して乗車中の乳幼児が死傷するケースが増加したことから、道路交通法が1999年(平成11)5月に改正され、2000年4月から6歳未満の子供に着用が義務付けられた。親が抱いていれば安全という考え方もあるが、時速30キロメートル以上での衝突では子供を支えきれないという実験結果もあり、また助手席で抱いていると子供がエアバッグ直撃を受ける危険性も高い。日本自動車連盟調査によると、99年のゴールデンウィーク期間中のチャイルドシート着用率は15.1%にとどまっていた。しかし着用すれば、非着用の場合に比べ事故による子供の死亡率は25%、重傷率は30%に低減するとされている。

[高島鎮雄]

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妊娠・子育て用語辞典 「チャイルドシート」の解説

ちゃいるどしーと【チャイルドシート】

大人用のシートベルトが使えない乳児・幼児・学童などがより安全に車に乗車できるようにする用具。「年少者用補助乗車装置」と呼ばれることもあります。2000(平成12)年からは、6歳未満の乳幼児を乗せて車の運転をするときはチャイルドシートを使うことが義務づけられました。事故時の子どもの安全のため必ず使用してください。誕生した赤ちゃん医療機関などから車で自宅に連れ帰るときから必要なので、出産前に準備しましょう。 チャイルドシートの種類や安全基準、選び方や取付時のポイントなどは以下の国土交通省のホームページでも紹介されています。

出典 母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(母子愛育会総合母子保健センター所長)、子育て編:渡辺博(帝京大学医学部附属溝口病院小児科科長)妊娠・子育て用語辞典について 情報

百科事典マイペディア 「チャイルドシート」の意味・わかりやすい解説

チャイルドシート

2000年4月から6歳未満の幼児を自動車に同乗させるとき,着用が義務づけられた安全シート(幼児用補助装置)。衝突時などには,普通の(大人用の)シートベルトでは体の小さい幼児を十分に固定保護ができない。また,大人が抱いているのも危険で,専用のシートが法制化された。警視庁の調査などにも事故時の死亡率,負傷率の低減に装着の大きな効果があらわれている。アメリカでは1980年代に,ヨーロッパでは1990年代にそれぞれ義務化されている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャイルドシート」の意味・わかりやすい解説

チャイルドシート
child seat

乗用車に取付ける幼児用の座席。すでに義務づけられている大人用のシートベルトに準ずるものとして普及してきた。チャイルドシートの設置場所はフロントシートよりリアシートが安全とされるが,一方でチャイルドシートの機能上の安全性についてもより厳しい基準が設けられるようになった。

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