コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

チャンドス卿の手紙 チャンドスきょうのてがみBrief des Lord Chandos

2件 の用語解説(チャンドス卿の手紙の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チャンドス卿の手紙
チャンドスきょうのてがみ
Brief des Lord Chandos

オーストリアの詩人,劇作家ホーフマンスタールエッセー。 1902年発表。架空の人物チャンドス卿から F.ベーコンにあてた手紙に仮託して,かつては一つの統一体と感じられていた全存在が,突然断片的にしかとらえられなくなり,霊感が生じても表現する言葉を失った不毛の心的状況を述べた作品。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

チャンドスきょうのてがみ【チャンドス卿の手紙 Ein Brief des Philipp Lord Chandos an Francis Bacon】

オーストリアのホフマンスタールが1902年に発表した,架空の書簡体散文。17世紀イギリスの文人貴族フィリップ・チャンドス卿が友人にあてて,文学活動を断念するにいたった経緯を書き綴るという体裁をとっている。かつては美しい言葉の織物を苦もなく織り出すことができたチャンドス卿が,いつとなく失語症的な状態に陥り,作品を書くどころか,つじつまの合ったまとまりのある言葉遣いすらできなくなる。言葉は〈腐った茸のように口の中で粉々になる〉。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

稀勢の里寛

1986- 平成時代の力士。昭和61年7月3日生まれ。中学卒で鳴戸部屋に入門し,平成14年3月初土俵。16年5月新十両,同年11月には18歳4ヵ月で新入幕をはたす。18年7月新三役小結,21年3月新関...

続きを読む

コトバンク for iPhone

チャンドス卿の手紙の関連情報