コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

チルデン チルデンTilden, Sir William August

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チルデン
Tilden, Sir William August

[生]1842.8.15. ロンドン
[没]1926.12.11. ロンドン
イギリスの化学者。苦学して,1871年ロンドン大学から学位取得。クリフトン・カレッジ理科教師 (1872) ,メーソン・カレッジ初代化学教授 (80) ,ロンドンの王立科学カレッジ化学教授 (94) 。塩化ニトロシル加水分解によって生じるニトロソ・テルペンの誘導体手掛りに,テルペン類の系統的分類に成功,その構造決定に貢献したのをはじめ,テレビン油熱分解によってイソプレンを得,合成ゴム工業発展の基礎を築いた。化学研究所総裁,化学協会会長を歴任。ロイヤル・ソサエティ会員 (80) 。 1905年デービー・メダルを受け,09年ナイトの称号を贈られた。

チルデン
Tilden, Bill

[生]1893.2.20. ペンシルバニア,フィラデルフィア
[没]1953.6.5. カリフォルニア,ハリウッド
アメリカ合衆国のテニス選手。本名 William Tatem Tilden II。裕福な家庭に育ち,両親の所属するクラブでテニスを始めた。1913年混合ダブルスで全米選手権大会を制したのち,1918年シングルスでも優勝した。1920~25年全米選手権6連覇,1929年には 4年ぶり 7度目の優勝に輝いた。1920年アメリカ人として初めてウィンブルドン選手権大会で優勝。この大会,準決勝で日本のテニス選手,清水善造と対戦した。1921,1930年にもウィンブルドンを制した。デビスカップでは,1920年から 1926年のアメリカチームの 7連覇に貢献した。長身をいかした弾丸サーブが武器で,「世界の庭球王」と呼ばれた。

チルデン

ティルデン」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

チルデン
ちるでん
William Tatem Tilden
(1893―1953)

アメリカの世界的テニス選手。ペンシルベニア州ジャーマンタウンに生まれ、幼少からテニスに親しんだ。2メートルに及ぶ長身を利してのサービスはキャノン・ボール・サービスといわれて絶大な威力をもち、グランド・ストロークの正確さや相手の心理を読んだ頭脳的プレーと相まってテニス界の巨匠の名をほしいままにした。ウィンブルドン大会では、決勝戦で善戦する日本の清水善造(ぜんぞう)を破った1920年のほかに、21年、30年の3回シングルスのタイトルを獲得した。デビスカップではジョンストンとともにアメリカの7回連続優勝(1920~26)の原動力となった。そのうち21年は、日本の清水善造、熊谷一弥(くまがいいちや)をチャレンジ・ラウンドで破ったものである。しかし、27年以降はフランスのラコストらの活躍により優勝を阻まれた。全米選手権大会のシングルスでは7回優勝している。31年プロに転向し、世界各地を転戦、36年(昭和11)来日し田園コロシアムで妙技をみせた。彼は実技ばかりでなく、近代テニス理論の基礎を築いた人としても評価され、著書も多数ある。[久保圭之助]
『福田雅之助訳『チルデンのベター・テニス』(1972・ベースボール・マガジン社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

20世紀西洋人名事典の解説

チルデン


ティルデンを見よ。

出典|日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について | 情報

チルデンの関連キーワードデンプングリコール酸ナトリウム化工デンプン(化工澱粉)サーモクロミック材料チルデンセーターブリティッシュチルデンニットレノックス福田雅之助清水 善造血液代用薬熊谷一弥

今日のキーワード

姑息

[名・形動]《「姑」はしばらく、「息」は休むの意から》一時の間に合わせにすること。また、そのさま。一時のがれ。その場しのぎ。「姑息な手段をとる」「因循姑息」[補説]近年、「その場だけの間に合わせ」であ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

チルデンの関連情報