ツィッタウ(その他表記)Zittau

デジタル大辞泉 「ツィッタウ」の意味・読み・例文・類語

ツィッタウ(Zittau)

ドイツ東部、ザクセン州の都市。チェコポーランドの国境近くに位置する。1949年から1990年まで旧東ドイツに属した。中世麻織物交易発展七年戦争市街を破壊された後、ドイツの建築家カール=フリードリヒシンケルにより教会や市庁舎が建造された。東西ドイツ統一後、褐炭鉱山や工場の閉鎖が相次ぎ、地域の産業基盤が失われたが、大学都市としての再生が図られている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ツィッタウ」の意味・わかりやすい解説

ツィッタウ
Zittau

ドイツ東部,ザクセン州の都市。ポーランド,チェコとの国境近く,ナイセ (ラウジッツァーナイセ) 川沿岸に位置する。スラブ人集落から発達し,1255年に都市権を獲得。 1635年にそれまでのボヘミア領からザクセン大公国の一部となった。 13世紀および 15世紀の聖堂が4つ残る。繊維工業の中心地で,付近に褐炭を産する。機械化学車両などの工業立地。人口3万 4465 (1991推計) 。

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