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テラマーレ文化 テラマーレぶんかTerramare culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

テラマーレ文化
テラマーレぶんか
Terramare culture

イタリア半島北部パナロ川西方,アペニン山脈北部に前 1500~1000年頃栄えた中・後期青銅器文化。テラマーレとはエミリア地方の方言で「肥沃な黒土」を意味する。狩猟牧畜農耕が行われ,専業集団によって青銅器,陶器が生産された。ハンガリー,オーストリア地方のウルネンフェルト文化と関係があり,当初イタリア北部にみられ,やがて南部にも浸透した。

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世界大百科事典 第2版の解説

テラマーレぶんか【テラマーレ文化】

イタリア北部ポー川流域,とくにエミリア地方に広まった青銅器時代中期,後期の文化。この地方の低湿地帯を覆う〈肥沃な黒色土〉(テラマーレterramareまたはテラマルナ)を包含層とするためこの名称があり,テラマリコラ文化ともいう。中期前半の集落は土塁や濠(ほり)をめぐらせていないが,後半から防衛施設を有し,杭上住居も多く見られる。青銅製の斧,留め針,両刃かみそり,それに小型の彫像が出土し,土器は灰色もしくは黒色の研磨土器で,同心円文などの幾何学形沈線文,いぼ状突起,角(つの)形把手を有している。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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