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テングギンザメ Rhinochimaera pacifica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

テングギンザメ
Rhinochimaera pacifica

ギンザメ目テングギンザメ科の海水魚。全長 1.3m内外。体は延長側扁する。吻は著しく突き出し,剣状。背鰭にとげがある。尾鰭上葉は痕跡的であるが,下葉はよく発達する。尻鰭はない。体は褐灰色で,後方に3条の青白色縦線がある。卵生。深海性。相模湾に分布する。

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世界大百科事典 第2版の解説

テングギンザメ【long‐snouted chimaera】

全頭亜綱ギンザメ目テングギンザメ科の海産魚。その名のとおり吻(ふん)が著しく突出する。英名も長い吻に基づいている。相模灘,銚子沖,三陸沖,釧路沖の深海から得られているほか,ニュージーランドやペルー沖にも分布する。大西洋産のR.atlanticaでは尾びれの背縁にある棘状(きよくじよう)突起が25~30であるのに対し,本種では34~69と多いことで両種は区別される。水深500m以深の大陸斜面に生息しており,もっとも深いところで得られたものは水深1110mの地点。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

テングギンザメ
てんぐぎんざめ / 天狗銀鮫
Pacific knifenose chimaera
[学]Rhinochimaera pacifica

軟骨魚綱ギンザメ目テングギンザメ科に属する海水魚。日本近海では相模(さがみ)湾や北海道から知られているが、さらにペルーや近年ニュージーランドにも分布していることが判明した。その名のとおり吻(ふん)が剣状に突き出していることが大きな特徴である。500~1000メートルの深海に分布し、トロールで漁獲される。大西洋に近縁の一種が知られている。[仲谷一宏]

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