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ディーゼル船 ディーゼルせんdiesel boat

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ディーゼル船
ディーゼルせん
diesel boat

第1次世界大戦後,蒸気機関よりも小型で経済的なエンジンとして実用化されたディーゼル機関で推進する船。 1930年以後は,高速を要求される軍艦や一部の高速客船を除くと,ほとんどの商船,漁船などがディーゼル機関を装備するようになり,今日では小は 10t未満の小型漁船から,大は 50万tの超大型タンカーにいたるまでディーゼル船化しているほど,圧倒的な普及を示している。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ディーゼル船
でぃーぜるせん

ディーゼル機関で推進する船。20世紀の初頭、ディーゼル機関が航洋船に採用されて以来、ディーゼル船はタービン船と対抗する形で普及してきた。ディーゼル船の利点は、タービン船に比べて燃料消費量、主機関の重量および機関室の容積が小さいことで、欠点は船体の振動が大きいことであった。その後、小型・軽量の中速ディーゼル機関の開発が進み、現在では中・小型船はほとんどディーゼル機関で推進されている。大型船の分野ではディーゼル船がやや有利という形勢が続いたが、第一次および第二次のオイル・ショック以後、ディーゼル機関の燃料消費率の向上が目覚ましく、ディーゼル船の優位性が定着したようである。しかし、最近の原子力艦船、ホバークラフト、水中翼船、帆走商船など新型式船舶の就航や電磁ジェット推進船の研究などによって、ディーゼル船、タービン船という区別はその意義を失いつつある。[森田知治]

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