デボンシャー(読み)デボンシャー[はく・こうけ]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デボンシャー」の意味・わかりやすい解説

デボンシャー(伯・公家)
デボンシャー[はく・こうけ]
Devonshire, Earls and Dukes of

イギリス貴族家柄。1603年に 8代マウントジョイ卿がこの爵位を得たことがあったが,1代かぎりで,1618年以降はキャベンディッシュ家が保有。4代伯ウィリアム(1641~1707)は王政復古体制におけるホイッグ党系の政治家として,ことに名誉革命への貢献によって知られ,1694年公爵となった。以後同家はホイッグ貴族の名門。4代公ウィリアム(1720~64)は 1756~57年に首相。8代公スペンサー・C.キャベンディッシュ(ハーティントン侯)は自由統一派の指導者として活躍。1957~63年首相を務めたハロルドマクミラン姻戚にあたる。

デボンシャー(公)
デボンシャー[こう]

「ハーティントン(侯)」のページをご覧ください。

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百科事典マイペディア 「デボンシャー」の意味・わかりやすい解説

デボンシャー

英国南西部,コーンウォール半島の中心部を占める州。北部エクスムーア,南西にダートムーアの丘陵性の荒地があり,その間にエクス川,タウ川の谷が開ける。北岸のブリストル海峡側はウェールズに似た景観を示すが,南側は温暖で,保養地,近郊農業地帯。主要都市はエクセタープリマス。6564km2。74万6399人(2011)。

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