コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

トビズムカデ Subspinipes mutilans scolopendra

2件 の用語解説(トビズムカデの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

トビズムカデ【Subspinipes mutilans scolopendra】

オオムカデ科の1亜種で,日本で最大のムカデで体長15cmになるものがある(イラスト)。頭は濃褐色(とび色)で,両側に各4個ずつの単眼がある。胴節は21対の歩肢をもち,背板は黒色を帯びた暗緑色。歩肢は黄色か淡褐色。青森~沖縄に分布し,ムカデというとこれか近縁のアオズムカデS.s.japonicaをさすことが多い。森林の土壌に生息しているが,農村や郊外住宅地では人家内にもしばしば侵入し,恐怖感を与える。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トビズムカデ
とびずむかで / 鳶頭蜈蚣
[学]Scolopendra subspinipes mutilans

節足動物門唇脚(しんきゃく)綱オオムカデ目オオムカデ科に属する陸生動物。青森県以西の日本各地、朝鮮半島南部、中国大陸南部などに分布する。日本最大のムカデで、成長すると15センチメートルに達する。頭は黄赤色であるが背板は暗緑色か黒色、歩肢は黄色または橙(だいだい)色。頭に一対の触角と左右それぞれ4個ずつの単眼があり、一対の毒あごをもっている。歩肢は21対。森林の落ち葉の中や石垣のすきまなどにすみ、昆虫を主食としているが、夏季には農村や郊外の人家に侵入することがある。かまれたときの痛みは強烈で、大きく腫(は)れることがあるが、人命にかかわることはない。古来から、油に浸しておいて、外傷・火傷のときの塗布薬として民間で用いられるが、効果については不明である。[篠原圭三郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のトビズムカデの言及

【オオムカデ(巨蜈蚣)】より

…熱帯,亜熱帯から暖帯地方に分布し,褐色,青緑色,暗緑色のものが多い。日本には頭が茶褐色で背が青黒く,体長15cmになるトビズムカデScolopendra subspinipes mutilans(イラスト),頭も背も暗緑色で約8cmに達するアオズムカデS.s.japonicaが本州以南にふつうであるが,メクラムカデ科には橙黄色で歩肢23対,無眼のアカムカデ類がほぼ全国に生息している。【篠原 圭三郎】。…

※「トビズムカデ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

トビズムカデの関連キーワード大昔疾っくの昔むかつき百足海苔むかとむかむか大蜈蚣御向いむかつ・く珠芽飯

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone

トビズムカデの関連情報