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トンボ玉(蜻蛉玉) とんぼだまeye beads

世界大百科事典 第2版の解説

とんぼだま【トンボ玉(蜻蛉玉) eye beads】

不透明の色付きガラスの表面に,異なった色のガラスを象嵌(象嵌玉)したり貼付して装飾文様を施した丸玉の一種。文様は同心円文や円文が圧倒的に多く,その形態がトンボの目玉に類似するところから,このように通称されているが,文様には線条文なども含まれる。象嵌の技術はかなり高度のもので,エジプト(第18王朝)やメソポタミアで前1500年ころに初めて出現し,以後,首飾のビーズとして東西に広まり,各地で制作された。

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世界大百科事典内のトンボ玉(蜻蛉玉)の言及

【ガラス玉】より

…なお,正倉院宝物には,捩玉にくらべると簡単な細工の,数ヵ所に縦溝をつけたガラス玉もあるので,古墳時代の空玉(うつろだま)と同様に,これを山梔玉(くちなしだま)と呼んでいる。また,ガラス丸玉の表面に,ちがった色のガラス片を溶着したものをトンボ玉といい,正倉院宝物中の横縞文様のガラス玉もトンボ玉にふくめている。しかし,古墳出土の縦縞文様のガラス玉は,雁木玉と呼ぶことがある。…

【玉】より

…奈良時代に刺玉(さすだま)と呼んだものは,緒に刺し通す意味で,形からいえば丸玉あるいは小玉の類である。さらに特殊な形の玉として,蜜柑玉(みかんだま),山梔玉(くちなしだま)などの形の類似によるもの,捩玉(ねじだま)のように加工の方法によるもの,トンボ(蜻蛉)玉のように色彩の変化によるものなどの,変わった名称の玉もある。蜜柑玉は丸玉の表面に縦にくぼんだ溝をつけたもの,山梔玉は棗玉の表面に縦に溝をつけたものである。…

※「トンボ玉(蜻蛉玉)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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