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トール・テール tall tale

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世界大百科事典 第2版の解説

トール・テール【tall tale】

アメリカの西部および南部の辺境地帯に伝わる民間伝承のほら話。1820年ころから盛んになり,20世紀になるまで人気があった。辺境地帯に住むきこりや牛飼いや開拓者たちが焚火を囲み酒を汲みかわしながら,冒険譚,逸話などをおもしろおかしく語り,自分の勇敢さを誇ったりした。話の内容の信憑性よりも,語りの巧みさが評価された。真実味を出すために〈わしがこの目で見たことだが〉とか,〈実際に聞いた話だが〉という始まりが多い。

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世界大百科事典内のトール・テールの言及

【アメリカ文学】より

…最初の本格的リアリズム作家はクーパーのようなロマンス作家を敵視したマーク・トウェーンであった。彼のデビュー作《カラベラス郡の有名な跳び蛙》(1867)は西部開拓民の間に伝わる〈ほら話tall tale〉の語りの伝統を巧みに文学化した短編である。彼の最高傑作《ハックルベリー・フィンの冒険》(1885)は,自由と秩序,自然と文明などのアメリカ的テーマを集約しつつ無垢(むく)な少年の運命を語り,のちにヘミングウェーをして〈すべての現代アメリカ文学は《ハックルベリー・フィン》という1冊の本に由来する〉と言わしめた。…

※「トール・テール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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