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カール Cale(Cailler), Guillaume

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カール
Cale(Cailler), Guillaume

[生]? メーロ
[没]1358.6. クレルモン
フランス,ジャックリーの乱の指導者。ナバール (ナバラ) 王シャルルの軍隊に捕えられ処刑された。

カール
Kar; cirque

氷河地形の一種で,原語はオーストリア東部の言葉。圏谷ともいう。氷食地域の谷頭または山腹斜面に発達する半碗状の凹地。側壁は強い氷食の結果,急斜面をなし,底部は緩傾斜で,逆傾斜することもある。圏谷氷河の上縁付近に深い裂け目 (ベルグシュルント ) が生じ,底に達して底部の風化削剥を助ける。北半球では日射や西風の影響などで山地の東および北側斜面に多い。カール底に湖,末端にモレーンが発達する場合がある。日本では日高山脈,日本アルプスなどに存在する。 (→氷河作用 )  

カール
Karle, Jerome

[生]1918.6.18. ニューヨーク,ブルックリン
[没]2013.6.6. バージニア,アナンデール
アメリカ合衆国の結晶学者。1937年ニューヨーク・シティ・カレッジを卒業。1943年にミシガン大学で物理化学の博士号を取得,1943~46年マンハッタン計画に参加し,その後海軍研究試験所で働いた。1940年代後半,海軍研究試験所でハーバート・A.ハウプトマン結晶構造の研究で共同研究を始めた。彼らは,X線結晶回折(→X線回折)の結果得られる写真フィルムの多くの点の配置を記述する数式を導き,1949年に発表。その後,この方法を利用して多くのホルモンビタミン抗生物質を含む数千もの低分子生体物質の三次元構造が決定された。1967年に海軍研究試験所の首席科学官となり,2009年に退官するまで研究生活を続けた。その間の 1985年,結晶によって X線が回折されたときに形成されるパターンから化合物の分子構造を推定する数学的方法を開発した功績によって,ハウプトマンとともにノーベル化学賞を受賞した。

カール
Curl, Robert F. Jr.

[生]1933.8.23. アメリカ,テキサス,アリス
アメリカの化学者。 1957年カリフォルニア大学バークリー校で博士号を取得。 58年ライス大学準教授などを経て,同教授。 85年 R.E.スモーリー,H.W.クロートとともに,黒鉛にレーザーを当てて気化させ新しい炭素分子を作り出す実験を行い,6角形と5角形の頂点に炭素原子をおいたサッカーボール状の構造をもつC60の生成に成功,ドーム構造で有名な建築家のバックミンスター・フラーにちなんで「フラーレン」と命名した。続いてラグビーボール状の C70 も生成。 C60 に関しては日本の大沢映二が 1970年にその理論的可能性を予言していた。非常に対称性が高く安定した性質をもつフラーレンは超伝導物質の材料や新しい複合材料など化学の分野を大きく発展させた。 96年スモーリー,クロートとともにノーベル化学賞を受賞。

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デジタル大辞泉の解説

カール(curl)

[名](スル)髪の毛を巻いた状態にすること。また、その髪。巻き毛。「内巻きにカールさせる」「ピンカール

カール(〈ドイツ〉Kar)

氷河浸食によって、山頂直下の斜面が、すくい取ったように円形に削られた地形。日本では飛騨赤石日高山脈などにみられる。圏谷(けんこく)。

カール(Karl)

(1世)[742~814]フランク王。小ピピンの子。ゲルマン民族を統合し、西欧をほぼ統一。法制を整備して中央集権国家をつくり、800年、教皇から西ローマ帝国皇帝を戴冠。学術文化を奨励、その成果はカロリング‐ルネサンスとよばれた。カール大帝シャルルマーニュ大帝。
(4世)[1316~1378]神聖ローマ帝国皇帝。ボヘミア王。ボヘミア王ヨハンの子。金印勅書を発布して皇帝選挙の手続きを確定。アビニョン捕囚中の教皇のローマ帰還を実現した。プラハ大学の創立者。
(5世)[1500~1558]神聖ローマ帝国皇帝。スペイン王としてはカルロス1世。生涯、内外の反乱の処理に終始。宗教改革に反対してルター派を弾圧、新教諸侯と争ったが、アウグスブルクの和議で、信教の自由を承認。
(12世)[1682~1718]スウェーデン王。列強のスウェーデン分割に対抗、北方戦争を起こしたが、ポルタバの戦いで敗北。

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百科事典マイペディアの解説

カール

圏谷とも。山稜の直下に発達した氷河による氷食で作られた半球形の窪地(くぼち)地形。背後に半環状の急峻(きゅうしゅん)な(ときに垂直な)圏谷壁をもち,圏谷底はゆるやかな盆状の凹地となり,前面出口には末端堆石堤(堆石)が作られる。
→関連項目間ノ岳鹿島槍ヶ岳黒部五郎岳駒ヶ岳(長野)仙丈ヶ岳農鳥岳氷河遺跡氷河地形ペテガリ岳幌尻岳薬師岳

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タレントデータバンクの解説

カール


芸名
カール

性別
男性

身長
172cm

職種
タレント・俳優女優

プロフィール
宮城県を中心に活動。身長172センチメートル。タレントとしてこれからの更なる活躍に期待される。

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世界大百科事典 第2版の解説

カール【Kar[ドイツ]】

山岳氷河の浸食作用によって形成された氷河地形の一種。谷氷河によってつくられた氷食谷(U字谷)の谷頭部に位置し,圏谷(けんこく)とも呼ばれる。山頂あるいは稜線との間は急な圏谷壁となっており,この谷壁で馬蹄形に囲まれるようにして,比較的平らな圏谷底がみられる。形態が円形競技場(ラテン語circus)に似ており,英・仏語ではcirqueという。圏谷が背中合せとなる稜線はぎざぎざなやせ尾根(ナイフ・リッジ)となり,グラートGrat,アレートarêteなどと呼ばれる。

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大辞林 第三版の解説

カール【curl】

( 名 ) スル
髪の毛に巻きぐせをつけること。また、巻きぐせのついた髪の毛。巻き毛。

カール【Kar】

氷河の浸食作用によって山頂近くにできた半円形の窪地。日本では飛驒山脈や日高山脈に見られる。圏谷けんこく

カール【Karl】

ドイツ語の男子名。
(大帝)(742~814) フランク王国カロリング朝の国王(在位768~814)。西ローマ皇帝(在位800~814)。ピピンの子。版図を大幅に拡大しゲルマン諸部族を統合、教皇より西ローマ皇帝の帝冠を受ける。中央集権をめざして法制を整備、学者を保護し学芸を振興してカロリング-ルネサンスを現出。中世ヨーロッパの形成の基礎をつくった。シャルルマーニュ。チャールズ。
(四世)(1316~1378) 神聖ローマ皇帝(在位1347~1378)。国制を固めるため金印勅書を発布。アビニョン捕囚中の教皇帰還を実現。
(五世)(1500~1558) 神聖ローマ皇帝(在位1519~1556)。スペイン王としてはカルロス一世(在位1516~1556)。スペイン・ドイツにまたがるハプスブルク王国を形成。宗教改革に反対したが、アウクスブルクの宗教和議で新教を認め退位。
(一二世)(1682~1718) スウェーデン国王(在位1697~1718)。北方戦争で初め連勝したが、ロシアのピョートル一世にポルタバの戦いで大敗。

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知恵蔵miniの解説

カール

株式会社明治が生産・販売するスナック菓子。トウモロコシを原料とした一口大の生地を油で揚げずに乾燥させ、味付けしたもの。名称は、カールした菓子の形状と、昭和30年代に流行した玩具「カール人形」に由来する。イメージキャラクターは野良着姿の「カールおじさん」。1968年に発売された。以来、同社の代表的な商品として長年親しまれてきたが、売上の縮小や生産・販売体制の見直しなどにより、2017年8月生産分をもって中部地域以東(福井県・岐阜県・三重県以東)における販売を終了することが予定されている。以後は関西地域以西(滋賀県・京都府・奈良県・和歌山県以西)のみで「カールチーズあじ」と「カールうすあじ」が販売され、「カールカレーあじ」やその他のシリーズ商品については全国的に生産・販売が終了されることになっている。

(2017-5-30)

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367日誕生日大事典の解説

カール

生年月日:1862年11月29日
ドイツの政治家
1934年没

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世界大百科事典内のカールの言及

【登山】より

…クロアール,リンネ,ルンゼなどいろいろの言葉が用いられるが,だいたい同義である。 カールKar[ドイツ]圏谷。氷河の頭頂部にある半椀状の地形。…

【木曾山脈】より

…また木曾山脈の樹木限界は,標高2500m付近にあるといわれているため,これより低い経ヶ岳・恵那山両地区では高山植生(お花畑や高木林)を観賞することはできない。駒ヶ岳地区の山稜部付近の砂礫地に生育する乾性高山植生は,濃ヶ池,駒飼ノ池,千畳敷,三ノ沢,池ノ平,摺鉢窪(すりばちくぼ)などのカールに見られる湿性高山植生と著しい対照をなし,高山景観に変化と情趣とを添えている。地質では経ヶ岳地区はおもに古生界からなり,駒ヶ岳・恵那山両地区はおもに中生代の貫入になる花コウ岩,流紋岩などからなる。…

【浸食作用】より

…既存の河食を受けた山地の起伏に順応して着生した氷河が山地氷河で,その氷食の結果は特徴的な高山地形alpine landformを現出する。谷奥にみられる圏谷(カール)の場合,圏谷氷河の底部は氷河の移動による圧力の変化によって凍結融解現象がおき,底部に接する岩石を破砕する。さらに巨大な氷体の圧力と独特の回転運動によって,氷と岩屑が削磨作用を及ぼし,平たんまたは凹形の圏谷底をつくる。…

【地形】より

…地形学が地学の中で一大分科をなしているのは,地質・岩石を超越して地形独自の一般性が認められるからである。例えば氷河による浸食地形の典型として圏谷(カール)地形がある。圏谷は山地氷河が谷頭部集水域で,氷体独自の回転運動,氷体の及ぼす底部への重圧と氷体周縁の霜の浸食作用が合作することにより形成される半環状の岩壁をめぐらした特徴的な地形である。…

【登山】より


[近代的登山の発展]
 近代的登山の幕開けとなったのはアルプスの最高峰モン・ブラン(4807m)登頂である。1760年,ジュネーブの自然科学者H.B.deソシュールはフランスのシャモニを訪れ,モン・ブランの初登頂者に賞金を出すことを提唱し,これにこたえ86年シャモニの医者M.G.パカールと案内人の水晶取りJ.バルマが登頂に成功した。ソシュール自身も翌年登頂している。…

【氷河地形】より

…またこれらの地形から,かつての氷河の流動方向を知ることができる。 5万分の1の地形図に表現される程度の大きさの地形としては,氷食岩峰,カール(圏谷),氷食谷などがある。谷の最上流部にはアイスクリームをスプーンでしゃくったような形をしたカールが形成される。…

※「カール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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