ドラえもん(読み)ドラエモン

デジタル大辞泉 「ドラえもん」の意味・読み・例文・類語

どらえもん〔どらヱモン〕【ドラえもん】

藤子・F・不二雄漫画。また、その登場人物である22世紀の猫型ロボットタイムマシン現代にやってきて、何をしてもうまくいかない小学生ののび太を、さまざまな秘密道具で手助けする。昭和44年(1969)より小学館の学年誌で連載開始。

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知恵蔵 「ドラえもん」の解説

ドラえもん

「ドラえもん」という名前のネコ型ロボットが登場する藤子・F・不二雄の児童マンガ作品。
何をやってもダメな小学生・野比のび太を、22世紀からやってきたドラえもんが様々な未来の道具を使って助ける、というのが、各ストーリーの基本的な構造である。小学館の学習誌とマンガ雑誌を中心に1970年1月号から作者が亡くなる96年まで連載され、テレビアニメやアニメ映画にもなった。単行本は全45巻、大長編(映画原作)全17巻。テレビアニメは、73年に日本テレビ系列で半年、79年からはテレビ朝日系列で放映されており、ドラえもんの声のイメージを作り上げた大山のぶ代を始めとする声優陣らスタッフが2005年にそろって交代して、12年現在も続いている。大人のファンも多く、アジアを中心に世界20カ国以上で出版・放映されている。
ドラえもんは、大きな頭と短い胴や手足が青、顔と腹部と手足の先は白、鼻としっぽは赤、身長・胸囲129.3センチメートル、体重129.3キログラムというずんぐりむっくりの愛嬌ある風貌。おなかにある四次元ポケットから、未来の「ひみつ道具」を取り出せる。2112年9月3日、ロボット工場で誕生し、子守用ロボットとしてのび太の子孫セワシの家に引き取られ、セワシを幸せにするため、最も出来の悪い先祖のび太の歴史を修正しようとタイムマシンでやってきた。作品では、ドラえもんと家族のように暮らすのび太の日常生活が描かれ、クラスメートのジャイアン、スネ夫、しずかのほか、のび太のママやパパが、主要キャラクターとして登場する。のび太は何か困ったことがあるとドラえもんに泣きつき、ひみつ道具を出してもらって乗り切るが、不適切に道具を使って問題を引き起こし、しっぺ返しを受けることもある。頭につけて空を飛べる「タケコプター」やドアを開けると行きたい場所に行ける「どこでもドア」など、夢あふれるひみつ道具も、作品の魅力の一つ。
幅広い層から愛され、様々な角度から『ドラえもん』の世界に迫った関連本も多く出版されている。ドラえもんの生誕まで100年となった2012年には、記念のイベントも企画された。

(原田英美  ライター / 2012年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉プラス 「ドラえもん」の解説

ドラえもん

①藤子・F・不二雄による漫画作品。未来から来たロボットがさまざまな秘密道具を使って助けてくれる物語。『よいこ』『幼稚園』『小学一~四年生』で1970年に連載が開始され、学年誌及び『てれびくん』などで連載され、最後は『月刊コロコロコミック』1996年で終了している。小学館てんとう虫コミックス全45巻。第2回(1973年度)日本漫画家協会賞 優秀賞、第27回(1981年度)小学館漫画賞 児童部門、第1回(1997年)手塚治虫文化賞 マンガ大賞ほか受賞。
②①を原作とする日本のテレビアニメ。放映は日本テレビ系列(1973年4月~9月)。制作:日本テレビ動画。声の出演:野沢雅子ほか。人気漫画の最初のアニメ化作品。
③①を原作とする日本のテレビアニメ。放映はテレビ朝日系列(1979年4月~2005年3月)。制作:シンエイ動画。声の出演:大山のぶ代、小原乃梨子、たてかべ和也ほか。未来から来たロボット・ドラえもんと居候先の小学生・のび太の日常を描く。毎年劇場版作品が制作された人気作で、国外でも高い知名度を持つ。2005年、登場人物の声優交代をもって終了。2006年、文化庁主催の「日本のメディア芸術100選」に選出。
④ハドソンが1986年12月に発売したゲームソフト。アクション&シューティングゲーム。ファミリーコンピュータ用。①を原作とする。
⑤①を原作とする日本のテレビアニメ。放映はテレビ朝日系列(2005年4月~)。声の出演:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一ほか。テレビ朝日系列でのアニメ放送25周年を記念して、登場人物の声優を総入れ替えするなどリニューアルした新シリーズ。
⑥日本のポピュラー音楽。歌はシンガーソングライターで俳優の星野源。作曲:星野源、菊池俊輔。2018年発売。同年公開のアニメ映画「映画ドラえもん のび太の宝島」の主題歌。また、2019年からは⑤のオープニング曲に採用。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「ドラえもん」の解説

ドラえもん

藤子・F・不二雄の同名の漫画の主人公。
未来からタイムマシンにのって野比(のび)のび太の家にやってきた猫型ロボット。とぼけた性格と,四次元ポケットから小道具をとりだして子供の夢をかなえる物語が人気をよんだ。昭和45年から平成8年まで「小学一年生」「小学二年生」などに連載。アニメはテレビ,映画でもシリーズ化され,いずれも大ヒットした。

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367日誕生日大事典 「ドラえもん」の解説

ドラえもん

生年月日:2112年9月3日
『ドラえもん』の主人公

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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