ナッシュビル(英語表記)Nashville

翻訳|Nashville

百科事典マイペディアの解説

ナッシュビル

米国,テネシー州の州都。同州中部,カンバーランド川南岸の商工業都市。製靴製粉,木材,印刷などの工業が行われる。付近は綿花,タバコの産地。バンダービルト大学(1873年創立),フィスク大学(1866年創立)ほか数大学をもつ。南北戦争中の激戦地。カントリー・ミュージックメッカで180以上の音楽関連会社がある。60万1222人(2010)。

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世界大百科事典 第2版の解説

ナッシュビル【Nashville】

アメリカ合衆国南部,テネシー州中部にある州都。人口50万5000(1994),大都市域人口102万(1992)。オハイオ川支流のカンバーランド川沿岸に位置し,周辺には丘陵が多い。バンダービルト大学をはじめとする多くの教育機関や,アテネパルテノン神殿を正確に模した建物があり,〈南部のアテネ〉とも呼ばれる。また,カントリー・ミュージックの中心地で,180以上のレコーディング会社や,多くの音楽関係のスタジオ,出版社がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ナッシュビル
なっしゅびる
Nashville

アメリカ合衆国、テネシー州中央部の都市で、同州の州都。人口56万9891(2000)。カンバーランド台地の麓(ふもと)のナッシュビル盆地に位置する。肥沃(ひよく)な農業地域の中にあり、綿花、タバコ、穀物、果物、肉牛の集散地であるとともに、同州中央部の商・工業の中心地でもある。ガラス、化学製品、衣類、タイヤ、暖・冷房機械、食品などの多様な工業が発達している。1925年、同地のラジオ局で始まった音楽番組(後の「グランド・オール・オープリ」Grand Ole Opry)が人気を博したことで多くのレコード会社やレコーディング・スタジオが集まり、カントリー・ミュージック(ヒルビリー)の町として発展。かつては合衆国のシングル盤レコードの約50%を生産していた。現在も数多くのレコーディング・スタジオが軒を連ねる。また、宗教関係の本や雑誌、電話帳などの印刷・出版業も盛ん。
 1779年に開拓者たちによって集落がつくられ、翌年ナッシュバラ砦(とりで)が建設、84年、アレゲニー高原以西で最初の自治体としての町となった。ナッチェズ街道の北の終点であり、また、カンバーランド川に面した河港であったため、綿花の取引中心地として栄えたが、のちには鉄道の中心地として発達した。1843年にテネシー州の州都となった。ナッシュビルは「南部のアテネ」とよばれ、ギリシア風の建築物が多い。また、バンダービルト大学、フィスク大学、テネシー州立大学、テネシー大学ナッシュビル校など多くの大学があり、教育の中心地でもある。カントリー・ミュージックの殿堂とオープリランドUSA(音楽のテーマパーク)があることで有名である。[菅野峰明]

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