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ナンヨウアブラギリ Jatropha curcas L.

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世界大百科事典 第2版の解説

ナンヨウアブラギリ【Jatropha curcas L.】

熱帯アメリカ原産のトウダイグサ科の小高木。タイワンアブラギリともいう。英名はphysic nut,Barbados nut,purging nut。世界の熱帯に,栽培あるいは半野生状態で広く分布する。高さ2~5m。葉は互生し広卵形,基部が心形で,3~5浅裂する。葉身の長さは10~20cm,長い葉柄がある。アブラギリの葉に似るが別属である。切ると有毒の乳液が出る。雌雄同株で雄花と雌花がある。花は黄緑色で小さく,茎頂付近に総状花序をなして多数つく。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ナンヨウアブラギリ
なんようあぶらぎり
[学]Jatropha curcas L.

トウダイグサ科の落葉大低木。別名タイワンアブラギリ。熱帯アメリカ原産で、高さ5メートル前後。葉は径7.5~15センチメートルの円形で3~5裂し、平滑で長柄がある。雌雄異株。花は黄緑色、小形で、やや房状の集散花序につく。花期後に長さ3~4.5センチメートルで長楕円(ちょうだえん)形の果実をつける。種子に有毒成分を含むが、下剤や吐剤に用いるほか、機械油やせっけん材料として用いる。同属のサンゴアブラギリは茎が短いとっくり形の多肉質で、夏から秋に朱赤色の小花をつけ、多肉植物として広く愛好される。[植村猶行]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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