ハイデルベルク(英語表記)Heidelberg

翻訳|Heidelberg

デジタル大辞泉 「ハイデルベルク」の意味・読み・例文・類語

ハイデルベルク(Heidelberg)

ドイツ南西部、バーデン‐ビュルテンベルク州の都市。13世紀以来南西ドイツの政治文化中心をなし、学術都市として知られる。ドイツ最古の大学一つであるハイデルベルク大学、13世紀の城砦起源するハイデルベルク城がある。

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精選版 日本国語大辞典 「ハイデルベルク」の意味・読み・例文・類語

ハイデルベルク

  1. ( Heidelberg ) ドイツ南西部、ライン川の支流ネッカー川左岸にある都市。一三~一八世紀ファルツ伯の本拠地で、南西ドイツの政治・文化の中心地となる。中世初期創建のハイデルベルク城やハイデルベルク大学などがある。

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改訂新版 世界大百科事典 「ハイデルベルク」の意味・わかりやすい解説

ハイデルベルク
Heidelberg

ドイツ南西部,バーデン・ビュルテンベルク州の都市。人口13万9672(1999)。ネッカー川河畔に位置し,中世以来のハイデルベルク大学ウィッテルスバハ家古城遺跡)で著名な歴史的観光都市で,大学のほかに多数の研究施設や教育機関を擁する。経済的には観光が重要な役割を果たしてきたが,新市街には繊維・機械などの近代工業も発達している。都市ハイデルベルクの起源についてはほとんど知られていない。地名の史料初出は1196年,おそらく11世紀以来存在した砦の下に発達した都市的定住地に由来する。旧市街は比較的整然とした格子状をなし,15世紀建立の聖霊教会をはじめルネサンス,バロック様式の古い建物を残している。1214年以降ウィッテルスバハ家のライン宮中伯(後に選帝侯)に属し,その宮廷所在地として発展,1386年の大学建設後は文化的意義も増大した。早くから宗教改革の影響を受け,選帝侯は1556年にプロテスタントに改宗した。17世紀には三十年戦争やファルツ継承戦争戦火で経済的活力を失い,また宮廷のマンハイム移転(1720)の結果,政治的機能をも喪失,1803年新設のバーデン大公国に帰属した。
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百科事典マイペディア 「ハイデルベルク」の意味・わかりやすい解説

ハイデルベルク

ドイツ南部,バーデン・ビュルテンベルク州北部,ネッカー川河岸の古都ハイデルベルク大学所在地。鉄道車両,印刷機,タバコなどの工業が行われ,マックス・プランク研究所,ファルツ選帝侯の城などがある。16世紀にカルバン派の拠点,19世紀に後期ロマン派文学運動の中心であった。14万9600人(2011)。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「ハイデルベルク」の解説

ハイデルベルク
Heidelberg

ドイツ,バーデン‐ヴュルテンベルク州にある都市。ネッカー川に臨む古都で,13世紀以来プファルツ伯の居城があった。ハイデルベルク大学は1386年の創立で,ドイツ最古のものである。

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