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ハルナック ハルナックHarnack, Adolf von

4件 の用語解説(ハルナックの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハルナック
ハルナック
Harnack, Adolf von

[生]1851.5.7. エストニア,ドルパト
[没]1930.6.10. ハイデルベルク
ドイツの神学者,教会史家。父は実践神学者。ドルパト,ライプチヒで修学。 1874年ライプチヒ大学の教会史私講師。 76年員外教授。 89~1921年ギーセンマールブルクベルリンの各大学教授を歴任。

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百科事典マイペディアの解説

ハルナック

ドイツの教会史家,プロテスタント神学者。ベルリン大学教授。該博な知識にもとづく古代教会史研究のほか,教理形式史の大著《教理史教本》(1885年―1887年),イエスの福音と近代文化の調停を図り,K.バルトの激しい批判を呼んだ《キリスト教の本質》(1900年)で知られる。
→関連項目リッチュル

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世界大百科事典 第2版の解説

ハルナック【Adolf von Harnack】

1851‐1930
ドイツのプロテスタント神学者,教会史家。ベルリン大学教授,プロイセン学士院会員,プロイセン国立図書館長,1911年からみずから創設に努力したカイザーウィルヘルム学術振興協会総裁。神学のみならずドイツ文化の中心人物一人として活躍した。ベルリン大学神学部教授として長く教会史を講じ,その名声は世界的であった。専門分野である古代教会史をはじめ広範な分野についておびただしい研究を発表した。主著《教理史教本》3巻(1885‐87,4版1909)ではキリスト教教理の成立を,福音がギリシア化していく過程として解釈する独創的な見解を打ち出した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハルナック
はるなっく
Adolf von Harnack
(1851―1930)

ドイツのプロテスタントの代表的な教会史家。ルター研究で知られる神学者テオドシウス・ハルナックの子として、ロシアのドルパットで5月7日に生まれる。生地とライプツィヒの大学で神学を学んだのち、ライプツィヒ大学の教会史教授となる。ギーセンとマールブルク大学の教授を経て1888年以降ベルリン大学の教授となる。自由主義神学の立場にたつリッチュルの学風を受け継ぎ、グノーシス主義研究をはじめ、広範な歴史神学の研究を発表。主著『教理史』3巻(1885~89)では、古代の三一論(三位(さんみ)一体論)教理の成立をキリスト教の漸進的ギリシア化としてとらえ、急激なギリシア化から異端が生まれたとする。主著に『キリスト教の本質』(1900)、『3世紀までのキリスト教の宣教と展開』(1903)、『マルキオン』(1921)などがある。キリスト教と近代文化の総合を目ざし、プロイセンの文化行政にも参画して、国立図書館長などを兼任した。1930年6月10日旅行先のハイデルベルクにて没した。[小川圭治]
『山谷省吾訳『キリスト教の本質』(1977・玉川大学出版部)』

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世界大百科事典内のハルナックの言及

【自由主義神学】より

…この対立はどの時代にもみられるが,こんにち自由主義神学と呼ばれるものは,主として19世紀のリッチュルとその学派をさす。そこにはハルナックのような教義史の大立者がおり,聖書研究ではH.グンケルやJ.ワイスのような宗教史学派に属する学者がおり,ブルトマンもその流れを汲んでいる。リッチュルの根はまえのシュライエルマハーにあり,自由主義神学は広く近代主義神学の中に位置づけられる。…

【マックス・プランク協会】より

… マックス・プランク協会の前身は,ベルリン大学創立100年を記念して,1911年に設立されたカイザー・ウィルヘルム協会Kaiser Wilhelm‐Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften(以下KWGと略記)である。KWGの設立にあたっては,研究者を教育義務から解放し,学問研究に専念できるような施設をつくるべきだという神学者A.vonハルナックの提案があずかって力があった。このような事情からハルナックがKWGの初代総裁に就任し,30年からは著名な物理学者M.プランクがその後を襲った。…

【モダニズム】より

…〈モダニズムの父〉と呼ばれるA.F.ロアジーは信仰と理性の関係を問い直し,プロテスタント神学の歴史的・批評学的方法を取り入れた聖書研究を行った。しかしA.vonハルナックが教義史は宗教改革でもって終わると主張したことに対しては,カトリック教会と教義の発展を掲げて対抗した。E.ル・ロアはベルグソンの〈生の哲学〉とカトリシズムとの調和をはかった。…

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