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ハーフティンバー ハーフティンバー half-timber

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デジタル大辞泉の解説

ハーフ‐ティンバー(half-timber)

柱・梁(はり)・筋違(すじかい)などの骨組みを外にむき出しにし、その間に煉瓦・土・石を充填して壁とする西洋木造建築の様式。イギリスフランスドイツなどにみられる。→現し

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世界大百科事典 第2版の解説

ハーフティンバー【half‐timbering】

西洋木造建築の一手法で,柱,梁,筋違(すじかい),間柱,窓台など軸組みとなる部分を外観に現し,その間を煉瓦で充てんしたり,白いスタッコ塗りに仕上げたもの。語源については,壁その他と木造の部分が半々の印象となるため,あるいは半割の木材を外部に見せるため,との二説ある。北ヨーロッパ(ドイツ,フランス)中世に多く見られ,イギリスでは15~17世紀に住宅建築に多用された。真壁(しんかべ)木造建築鈴木 博之】

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大辞林 第三版の解説

ハーフティンバー

北ヨーロッパやイギリスにみられる木造建築構造の一。柱・梁・筋違すじかいなど骨組みとなる部分を木材で密に組み、その間を煉瓦・石・土などで充塡して壁としたもの。木の骨組みはそのまま外に現され装飾も兼ねる。

出典|三省堂
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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

ハーフティンバー【half-timber】

木造住宅の建築構造の一つ。外部と接する柱・梁(はり)・筋交(すじか)いなどのティンバー(木材)を露出させ、その間を煉瓦(れんが)や漆喰(しっくい)で埋めて外壁とするもの。イギリスをはじめ北ヨーロッパに多い。

出典|講談社
(C)Kodansha 2011.
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世界大百科事典内のハーフティンバーの言及

【建築構造】より


[木造圏の構造]
 大別すると,柱を並べてその上にはりを架した楣(まぐさ)式構造と,木材を横に積み重ねて構成する積木式(組積(そせき)式)構造とがある。日本,中国,東南アジアのほとんどの地域では木造建築の大半は開放的な楣式構造であり,15~17世紀にかけてドイツやイギリスで盛んに用いられたハーフティンバー構造(柱やはりを外部に現し,その間の壁体を石材や土壁などを用いて構成したもの)も楣式構造である。中国建築は基本的には近世に至るまで楣式木造である。…

【住居】より

…このような西洋間を家の中心に置き,寝室や書斎などは和室の構成にし,西洋間の周辺に配する形式である。外観もハーフティンバーや,下見板張にペイントを塗るなど,西洋風なものを和風建築と組み合わせた折衷型の住宅である。このような住宅が,当時盛んになった東京や大阪周辺の郊外電車の沿線に開かれた新興住宅地に,数多く見受けられるようになった(郊外)。…

【大工】より

…一般建築も含め,二階梁は太い角材を密に並べることが特色で,きわめて頑丈であった。中世の西欧,特に北フランス,イギリス,ドイツなど比較的木材が豊富であった地域では,ハーフティンバーと呼ばれる真壁(しんかべ)造の木造建築が発展したが,これらは枘(ほぞ)差し・込栓(こみせん)打ちの骨組みの隙間を細木を編んだ下地や煉瓦で埋めて漆喰(しつくい)仕上げし,骨組みを内外にあらわにしたもので,上階を下階より張り出したり数階建ての高さに建てられるほど強固なもので,古代とは異なった面で高度に発達した大工技術を示している。これらに対し,アルプス地方やスカンジナビア,東欧およびロシアでは,丸太や角材を水平に積み上げて壁をつくる,いわゆる丸太小屋式の木造建築がつくられたが,骨組構造に厚板の壁をはめ込んだノルウェーのステーブ式教会stave churchのような大工工事もあった。…

【民家】より


[木造軸組式]
 北西ヨーロッパの森林は,長くて軟らかい針葉樹でなく,短くて硬い広葉樹で占められていた時期が長かったため,この地方の木造民家は太い独立柱に頼る構造でなく,土台の上に短い柱を何本も立て,筋違(すじかい)や足固めで補強しながら柱間を壁で埋めていく軸組みの手法が発達した。特にライン川の流域からオランダ,フランス,そしてイングランドへかけて,柱と梁に角材を用い,その幾何学的な軸組みを露出させることで壁のデザインを引き立たせるハーフティンバーが定着した。 この構造では,壁の枠組みさえ強固にすれば何層でも重ねられ,しかも上階を張り出すことも可能なので,土地の狭いドイツの都市部では3階以上の住居が普通となり,なかでもニーダーザクセン,ヘッセン,シュワーベンなどの高層の木造民家が有名である。…

【木材】より

…しかし,北西ヨーロッパで最も典型的な建築用材はオークで,堅く耐久力があり,古代から小屋組や床組に用いられてきた。中世には,骨組構造の建物に用いられ,日本の真壁(しんかべ)造に似たハーフティンバーという木造建築技法が発展した。のこぎりの発達により板材が容易に作れるようになった18世紀以降には木の骨組を下見板(したみいた)で包んで,より風雨に強く,すきま風の入らない構造が普及し,とくに木材が豊富で安価なアメリカ合衆国では,ほとんどの住宅がこの方式で造られた。…

※「ハーフティンバー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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