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バゾフ

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百科事典マイペディアの解説

バゾフ

ブルガリアの作家。詩,戯曲,小説など多くの作品があり,ブルガリア国民文学の中心的人物。ことに,1876年の民族解放運動を扱った《軛(くびき)の下で》(1889年)や,史劇《ボリスラフ》(1909年)は有名。

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世界大百科事典 第2版の解説

バゾフ【Ivan Minchov Vazov】

1850‐1921
ブルガリアの作家。ソポトの商家に生まれ,商売の勉強に送られたルーマニアで民族解放運動家たちと知り合い,強い影響を受けた。〈四月蜂起〉失敗後ブカレストに亡命したが,1878年オスマントルコの支配からブルガリアが解放されると,以後活発な文学活動を展開,文部大臣も務めた。解放前から詩を書いていたが,詩のほか小説や戯曲などあらゆる分野で文才を発揮,国民文学の父と呼ばれている。レフスキら〈復興〉期に活躍した人々を歌った《忘れられた人たちの歌》(1884),ルーマニアでの解放運動家たちを描いた中編《寄る辺なき人々》(1884)などが有名だが,とくに〈四月蜂起〉を扱った《軛(くびき)の下で》(1890)は世界文学の古典に数えられ,邦訳も含め多くの外国語に訳されている。

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世界大百科事典内のバゾフの言及

【ブルガリア】より

… 1878年のオスマン帝国支配からの解放は文学活動にも有利な状況をもたらした。国民文学の父バゾフは《軛(くびき)の下で》で,1876年の四月蜂起を中心とした解放闘争を生き生きと描き出したが,解放後の現実は解放運動家が夢見た理想とは大きく隔たっていた。こうした現実の否定的側面をえぐり出して見せたのは,バゾフをはじめ,風刺詩人ミハイロフスキStojan Nikolov Mihajlovski(1856‐1927)やブライコフTodor Genčov Vlajkov(1865‐1943)ら,リアリズムの作家たちであった。…

※「バゾフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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