翻訳|babirusa
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目イノシシ科の動物。シカイノシシともいう。スラウェシ島、ブル島、スラ諸島などの森林内の沼地や、深い葦原(あしはら)などに、単独か小家族群ですむ。体長90~110センチメートル、体高65~80センチメートル、体重60~100キログラム。バビルサの特徴は、しわの多いほとんど裸出した皮膚と、成獣の雄の上頬(ほお)を突き抜けて弓状に曲がる犬歯である。上顎(じょうがく)犬歯の長さは、雄では31センチメートルに達する。幼時には褐色の毛を有するが、成長すると脱毛し、裸出した皮膚は灰色から灰褐色にみえる。木の葉、芽、果実などを食べ、朽ち木から幼虫を掘り出すこともあるが、一般のイノシシのように根を掘ろうとはしない。泥浴びや水浴を好む。妊娠期間5か月で、1産2子。子は体長15~20センチメートル、無地である。
[増井光子]
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
…ゾウの上顎の切歯はきわめて長大で3m以上,マンモスでは4.5mにも達するが,その用途はあまりはっきりしない。バビルサの雄の犬歯は上下とも細長く,上の1対は吻の皮膚を貫いて上に伸び,先端が後下方に曲がっていて,武器としては役だちそうもない。長さ2.8mにも達するイッカクの雄の左側のきばも同様に用途不明である。…
※「バビルサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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