パック旅行(読み)パックりょこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パック旅行
パックりょこう

パッケージツアーともいう。旅行業者が独自の旅を企画・主催し,それに定価をつけ1つの商品として販売する旅行形態。あらかじめコースを設定して,それに必要とされる交通機関や宿泊施設などの種々の手配を行い,日程,人数などを定めて参加を公募する。団体旅行のため割安な費用で,1人でも参加でき,旅慣れない人でも手軽に旅を楽しめる。特に,海外旅行では言葉の問題もあり,添乗員が旅行の世話をするパック旅行が一般化している。旅行の専門家が企画するため,効率的に人気の観光名所を回ることができる反面行先が限定されたり,各種の制約が伴うことから,旅の自由がそこなわれるという欠点もある。これを補うため,自由行動の時間をふやしたり各自の選択によるオプショナルツアーを準備したコースもある。

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百科事典マイペディアの解説

パック旅行【パックりょこう】

旅行業者が旅行の目的地および日程,運送や宿泊サービスの内容と旅行代金を設定して企画し,広告して参加する旅行者を募り実施する旅行。パッケージツアーともよばれる。1964年の海外旅行自由化にともない。翌1965年日本航空がJALPAC(ジャルパック)を発売したのが最初で,添乗員の同行とすべてが準備された便利さで海外旅行を気軽なものとして普及させた。その後種類も形態も多様となった。単なる観光だけでなく,目的地での行事やイベントに直接参加する,いわゆる体験ツアー(カーニバル,マラソン,トレッキング,登山,サファリサーフィンスキューバなど)や現地でのホーム・ステイや語学研修などをパックしたものなどが注目されている。多様化につれ広告内容と実際の旅行内容との不一致,催行中止となった際の料金払い戻しなどをめぐるトラブルも続出し,1996年には旅行業法も改正となった。

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