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パピエ・コレ papiers collés

百科事典マイペディアの解説

パピエ・コレ

フランス語で〈糊付けされた紙〉の意。キュビスムの絵画技法の一つで,画面に新聞,壁紙,楽譜等の断片をはりつけること。画面になまの現実感と迫力をもたらす。1910年―1911年ころからブラックピカソによって試みられ,のちコラージュに発展した。
→関連項目ローランス

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典内のパピエ・コレの言及

【キュビスム】より

…〈分析的〉段階では対象が線と面の要素に解体されて色彩が抑制され,無味乾燥な抽象化の道をたどるが,その一方,絵画は三次元的空間の再現を捨てて一個の自立的存在としての新しい価値を獲得する。〈総合的〉段階では絵画に現実性と日常的な親しみを回復する努力がなされ,トロンプ・ルイユ,新聞紙やラベルを画面に貼りつけたパピエ・コレpapier collé(コラージュ)が導入され色彩も徐々に復活された。ここでは前段階で十分に吟味された色彩,形態,空間,対象の解体によって得られた象徴的言語,といった個々の造形的要素が,意図された構想を達成するために〈総合〉された。…

【コラージュ】より

…〈糊付け〉を意味するフランス語で,20世紀に現れた美術の一技法およびその作品を指す。1912年にピカソやブラックが新聞紙の断片,壁紙,レッテル,切手,マッチ箱などを画面に貼り付けたもの,すなわちパピエ・コレpapier collé(〈糊付けされた紙〉の意味)が最初の作例である。これ以前にも,題名や署名を書いたラベルをあたかも貼り付けられているかのように描く(トロンプ・ルイユ)ことが行われていたが,それはあくまでも実際に描かれたものであった。…

※「パピエ・コレ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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