コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

パフラビー語 パフラビーご Pahlavī language

3件 の用語解説(パフラビー語の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パフラビー語
パフラビーご
Pahlavī language

古代イランササン朝の言語で,おもにゾロアスター教の文献によって知られるもの。中期ペルシア語アラム文字に由来する文字で書かれているが,アラム語の単語を表意文字として借用する独特の書法があり,読むのがむずかしい。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

パフラビーご【パフラビー語 Pahlavi】

中期ペルシア語の中でアベスターの訳注およびゾロアスター教宗教文学に用いられた言語。ササン朝初期の碑文の言語と区別して〈書物のパフラビー〉と限定することもある。現存の資料は内容的にはササン朝ペルシア後期にさかのぼるが,実際に書かれたのは大部分がイランのイスラム化以後,9世紀とされる。パフラビー語の表記は数世紀前の歴史的綴り字を保持し,またアラム語系のイデオグラム(表意文字)を多用するため,実際の発音を知るためには,より表音的に書かれたマニ教系中期ペルシア語との比較が不可欠である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

パフラビー語
ぱふらびーご

中期イラン語の方言の一つで、ササン朝ペルシア(226~651)の言語である。中核をなす資料はゾロアスター教の文献であり、そのほか世俗的文献を含む。アラム系の文字で書かれるが、多くのアラム語形が表意文字として用いられており、複雑な書記体系をつくっていて、判読はきわめて難解である。なお、パフラビーPahlav(あるいはペフレビー)という名称は、本来「パルチアの」という意味の呼称に由来する。[柘植洋一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

パフラビー語の関連キーワードイラン学イラン語派ペルシア美術ペルシア文学イラン語ペルシア猫あべのルシアスアベスター語フージスターン中期ペルシア語

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone