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パブリックアート ぱぶりっくあーと public art

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知恵蔵2015の解説

パブリックアート

公園や道路など一般に公開された公共空間に設置される彫刻(公共彫刻)などを指す。欧米だけでなく、日本でも古くから屋外に彫像などのモニュメントが設置されてきたが、市民権を得たのは1960年代。公共建築の予算の一部を芸術作品の設置に振り当てる、といった政策が始まり、都市計画の際に不可欠の要素となった。欧米では、都市を飾るだけでなく、ナチスに加担した企業を告発する作品を公共空間で展示したハンスハーケや、通行を阻害しかねない巨大な彫刻を広場に置いたリチャード・セラのように、文化や都市そのものを批判的にとらえ直す視点を提示する美術家も現れた。日本では65年に山口県宇部市の現代彫刻展が、68年に神戸須磨離宮公園現代彫刻展が始まり、彫刻展で受賞した作品を都市空間に設置するというシステムが普及。「文化行政」「地方の時代」といった標語の下で、多くの自治体が「彫刻のある街づくり」事業に取り組んだ。東京・立川市のファーレ立川(94年)や、副都心の新宿アイランド(95年)、六本木ヒルズ(2003年)といった、再開発地などでのアートプロジェクトが知られる。一方で都市に彫刻が増え出すと、「彫刻公害」という言葉も生まれた。

(山盛英司 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

パブリック‐アート(public art)

ホールの壁画や公園の彫刻など、公共的空間を飾る芸術作品。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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