翻訳|Las Vegas
米西部ネバダ州南東部の砂漠地帯に位置する同州最大の都市で、人口は60万人超。州公認のギャンブル施設や豪華ホテルが立ち並び、世界屈指の娯楽都市として知られる。24時間営業のカジノやレストランも多く「眠らない街」とも評される。昨年は世界各国から4千万人以上が訪れた。日本人観光客からの人気も高い。(共同)
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アメリカ合衆国ネバダ州南東部の観光都市。人口54万5147(2005),大都市域人口97万(1992)。市名はスペイン語で〈牧草地〉〈肥沃地〉を意味するが,山に囲まれた砂漠地帯にある。1855年にモルモン教徒が入植したが,2年後には放棄した。1905年の鉄道開通ののち町ができ,30年代には南東40kmのコロラド川のフーバー・ダム建設の拠点となり,歓楽街が一躍発達した。加えて31年に大不況期の復興政策の一環としてネバダ州がギャンブルを公認したため,次々とカジノをはじめとするギャンブル施設が設けられた。第2次大戦後,ロサンゼルス,サン・ディエゴなどの大都市から近いこともあって,ギャンブル公認都市,観光都市として発展した。またネバダ州は他州に比べ容易に離婚が認められるため,多くの人が州境に近いこの都市を訪れる。グランド・キャニオン,フーバー・ダム方面への観光基地でもあり,北西側の砂漠には空軍(ネリス空軍基地)と原子力委員会の広大な爆撃・核爆発実験場が広がっている。
執筆者:正井 泰夫
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アメリカ合衆国、ネバダ州南西端部にある同州最大の都市。人口47万8434(2000)。海抜約600メートルの砂漠の真っただ中に位置する観光・保養都市で、とくに「ギャンブルの町」として広く世界に知られる。メーン・ストリートであるフレモント通りを中心に、趣向を凝らした大小のカジノにはギャンブルを楽しむ人々があふれ、4万以上もあるホテルやモーテル、レストランや劇場が林立して一大歓楽街を形成しており、まさに「不夜城」の観を呈する。また、比較的温暖な気候と緑、水にも恵まれたスポーツのメッカでもあり、ゴルフをはじめ、テニス、ボウリングの試合や自動車レースなどがつねに開催されているほか、スキー、釣り、狩猟、ハイキング、キャンプ、ボートなども市民の間で親しまれている。砂漠の真ん中とはいえ、ハイウェーや鉄道、航空機など交通の便はきわめてよく、南東40キロメートルに位置するフーバー・ダムやミード湖だけでなく、少々遠隔の観光地にも気軽に行ける利点もある。観光のほか、商業中心地としても重要で、食品加工などの工業も発達する。また、ネバダ大学(1951創立)の所在地でもあり、ネリス空軍基地がある。1855年にモルモン教徒が開拓したが、本格的な定住は1905年の鉄道敷設によって始まる。1911年より市制が施行され、31年に州法でギャンブルが認められるようになり、ギャンブルの町として急速な発展をみた。
[作野和世]
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…19世紀にはドイツのバーデン・バーデン,フランスのカンヌ,アメリカのサラトガなどに著名な賭博場がつくられた。現在では,観光や外貨獲得の目的で開設を公認している国や地方自治体も多く,モナコのモンテ・カルロ(1861創立),アメリカのネバダ州ラス・ベガス(1931創立)などが大規模で世界的に有名である。カジノにはルーレット,カード賭博,さいころ賭博の設備が備えられ,賭博機械が設置されている。…
※「ラスベガス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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