WPA(読み)ダブリューピーエー

デジタル大辞泉 「WPA」の意味・読み・例文・類語

ダブリュー‐ピー‐エー【WPA】[Wi-Fi protected access]

Wi-Fi protected access米国の業界団体Wi-Fiアライアンスが提唱した無線LANの暗号化方式の規格の一。以前に採用されたWEP脆弱性を改善したもの。後継版にWPA2がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「WPA」の意味・わかりやすい解説

WPA (ダブリュピーエー)

アメリカ合衆国の雇用促進局Works Progress Administrationの略称ニューディール政策一環として1935年5月に設立された。連邦政府の失業救済機関であるが,従来の失業対策が救済支出に力点がおかれていたのに対し,雇用の促進を直接意図したところに特色があった。空港や道路の建設など,景気刺激策として重要な役割を果たしたが,さらに各種の学術・芸術・演劇関係のプロジェクトを企画して注目を集めた。
執筆者: とりわけ美術関係では,ニューディール政策下で四つの美術家救済計画がたてられた。そのうちWPAのもとで1935年から43年まで遂行された連邦美術計画Federal Art Project(略称FAP)は,WPA設立に先立ち1933年12月から6ヵ月間実施された公共美術計画Public Works of Art Project(略称PWAP)とともに,最も成果を挙げている。両者とも,仕事を求める美術家を動員して全国の公共的な場所に壁画彫刻を作らせるというもので,後者はそのほかに美術教育なども行った。その結果,美術の未曾有普及がみられたうえ,美術家と社会との緊密な連帯意識が生まれた。
ニューディール
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世界大百科事典(旧版)内のWPAの言及

【アメリカ美術】より

アメリカン・シーン・ペインティング)。こうしたナショナリズム的傾向は,大恐慌(1929)後実施されたニューディールの一環であるWPA(事業促進局)の美術計画(公共建造物の壁画制作促進など)に流れこんでいった。またリトアニア出身のベン・シャーンらの社会派,アルメニア出身のA.ゴーキーらの前衛的傾向も存在した。…

※「WPA」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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