パレスチナ戦争(読み)パレスチナせんそう(その他表記)Palestine War

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パレスチナ戦争」の意味・わかりやすい解説

パレスチナ戦争
パレスチナせんそう
Palestine War

1948年5月 15日に開始された,イスラエル建国をめぐるイスラエルとアラブ諸国との戦争。第1次中東戦争とも呼ばれ,イスラエルでは独立戦争とも呼ぶ。第1次世界大戦後イギリスの委任統治下におかれていたパレスチナでは,17年のバルフォア宣言に基づきユダヤ国家の樹立を目指すシオニスト・ユダヤ人とパレスチナ国家の独立を求めるアラブ人との間に衝突が絶えず,イギリスは第2次世界大戦後,問題の解決を国連にゆだねた。国連総会は 47年 11月 29日,パレスチナをアラブ国家,ユダヤ国家および国連管理下の国際都市エルサレムに分割する決議採択,これに基づき 48年5月 14日イスラエルの独立宣言が行われた。アラブ側はこの決議を拒否し,その実施を実力で阻止するべく,エジプトシリアヨルダンレバノンイラク軍隊がパレスチナに攻め込んで戦争へと発展。緒戦ではアラブ側が優勢であったが,その後イスラエル側が優勢となり,国連の調停で 49年2月から4月までにイスラエルがアラブ各国と次々に休戦協定を結んだ段階では,イスラエルは分割決議でユダヤ国家に割当てられていたよりはるかに広い範囲に支配を及ぼすことになった。この戦争の結果,大量のパレスチナ人故郷を追われ,難民となった。

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